絹谷幸二の美術品買取情報 キヌタニコウジ

絹谷幸二の美術品を高価買取いたします

絹谷幸二作品のご売却をご検討でしたら、まずはお気軽にご相談ください。
美術品買取専門店としての豊富な経験をもとに、現在の相場を踏まえながら丁寧に査定いたします。

絹谷幸二
作家名
絹谷幸二
ジャンル
洋画(日本人)

絹谷幸二について

PROFILE

絹谷幸二は、漆喰の壁面へ描くアフレスコ古典技法を現代絵画へ取り入れ、鮮烈な色彩と力強い造形によって独自の世界を築いた洋画家です。人物、富士山、都市、仏教的な主題などを通じて、生命の喜びや夢、希望、平和への願いを表現しました。

洋画
アフレスコ
富士山
人物・仏教

古都・奈良で育まれた感性

絹谷幸二は1943年、奈良県奈良市に生まれました。寺院や仏像、歴史的建造物が身近にある古都の環境で育った経験は、のちの作品に見られる仏教的な主題や、東西の文化を結びつける表現にも大きな影響を与えました。

幼い頃から絵に親しみ、東京藝術大学美術学部油画科へ進学。卒業後は同大学院の壁画科で学び、漆喰が乾く前に顔料を定着させるアフレスコ古典技法と出会いました。

イタリアで学んだアフレスコ技法

絹谷幸二はイタリアへ渡り、ヴェネツィア・アカデミアでアフレスコの古典技法を本格的に研究しました。西洋の伝統的な壁画表現を学ぶ一方、それを現代の日本に生きる画家として、どのように新しい表現へ発展させるかを追求します。

帰国後は、アフレスコを基礎としながら、油彩、顔料、金箔、文字や記号などを組み合わせ、絹谷独自の表現を確立しました。赤、青、黄などが響き合う強烈な色彩と、画面から飛び出すような躍動感が大きな特徴です。

安井賞と独自の人物表現

1974年、「アンセルモ氏の肖像」によって安井賞を受賞し、若手洋画家として高い評価を得ました。顔や身体を大胆にデフォルメした人物像には、イタリアで学んだ造形感覚と、日本の仏教美術に通じる精神性が共存しています。

大きく開いた口、見開かれた目、画面に配された文字や幾何学的な形などを用い、人間の内面や生命のエネルギーを表現しました。作品には明るさと力強さがある一方、争いや悲しみ、現代社会への問いかけも込められています。

富士山と夢・希望の世界

絹谷幸二は、富士山を重要な題材として繰り返し描きました。鮮やかな赤や青、金色などで表された富士山は、単なる風景ではなく、日本の象徴であるとともに、生命、再生、希望を伝える存在として描かれています。

人物像、都市、太陽、雲、龍、仏像などを組み合わせた作品にも、見る人を励まし、未来へ向かう力を与えようとする意図が感じられます。公共施設や建築空間のための壁画も数多く手がけ、絵画を社会へ開く活動を続けました。

後進の育成と芸術の普及

絹谷幸二は東京藝術大学や大阪芸術大学で教壇に立ち、多くの若い芸術家を育成しました。また、若手画家を支援する賞の設立や、子どもたちへ創作の楽しさを伝える活動にも力を注ぎました。

2016年には大阪・梅田スカイビルに「絹谷幸二 天空美術館」が開館。絵画や立体作品に加え、映像技術を使った体験型展示を通じて、幅広い世代に芸術の魅力を伝えています。

文化勲章と画業の継承

2001年に日本芸術院賞を受賞し、日本芸術院会員となりました。2014年には文化功労者に選ばれ、2021年には長年にわたる日本美術への貢献が評価され、文化勲章を受章しています。

2025年8月1日、82歳で逝去。最晩年まで制作を続け、アフレスコの伝統を現代へつないだ画家として、日本美術に大きな足跡を残しました。

現在は絹谷芸術文化研究所によって作品や資料の保存、調査研究、カタログ・レゾネの編纂などが進められ、その鮮烈な芸術世界が次世代へ受け継がれています。

絹谷幸二の
代表的な作品

絹谷幸二
「アンセルモ氏の肖像」
「ダリア・ガナッシィーニの肖像」
「アンジェラと蒼い空Ⅱ」
「銀嶺の女神」
「無著・世親」
「彩雲渡る宝船」
「黄金日月雲海富士山」
「旭日赤富士」
など

絹谷幸二作品の
買取査定ポイント

絹谷幸二の作品には、アフレスコ、油彩、ミクストメディア、水彩、素描、版画など、さまざまな種類があります。同じ富士山や人物を描いた作品でも、技法、制作年代、大きさ、色彩、作品の出来、鑑定書の有無、来歴、保存状態などによって評価が異なります。

BKKCでは、絹谷幸二特有の鮮烈な色彩や力強い造形、使用されている素材、署名、作品裏面の情報などを確認し、現在の取引相場を踏まえて一点ずつ丁寧に査定いたします。

1

アフレスコ・油彩など作品の種類

絹谷幸二は、漆喰を使ったアフレスコ技法の第一人者です。アフレスコ作品では、漆喰や顔料の質感、金箔などの素材、画面の大きさ、制作年代、作品全体の完成度を確認します。

油彩、顔料、金箔など複数の素材を組み合わせた作品のほか、水彩、素描、版画、印刷による複製作品も流通しています。見た目が似ている場合でも、肉筆作品と版画・複製作品では市場評価が大きく異なるため、技法を正確に見分けることが重要です。

2

富士山・人物・都市などの人気題材

絹谷幸二作品では、赤富士、黄金の富士、朝日や雲海と組み合わせた富士山の作品に人気があります。鮮やかな赤、青、金色などを使い、生命力や希望を感じさせる作品は、絹谷幸二を象徴する題材として評価される傾向があります。

大きく開いた口や見開かれた目を特徴とする人物像、女性像、ヴェネツィアなどの都市風景、薔薇、太陽、龍、仏像を描いた作品なども査定対象です。

ただし、人気の題材であれば一律に高額になるわけではありません。色彩の充実、構図、画面の密度、素材の使い方、大きさ、制作年代などを総合して評価します。

3

鑑定書・署名・来歴資料

絹谷幸二の逝去後、一般財団法人絹谷芸術文化研究所に鑑定委員会が設立され、2026年7月から絹谷幸二作品の真贋を判定する鑑定業務が開始されました。

肉筆作品を正式に売買する際には、作品の内容により、同研究所による鑑定や登録が重要になる場合があります。署名だけで判断せず、技法、素材、制作年代、作品裏面の記載、来歴なども確認します。

鑑定書がない作品でも査定のご相談は可能です。最初からご自身で鑑定を申し込まず、まずは作品の写真や実物を確認させてください。

4

作品の保存状態

アフレスコ作品では、漆喰部分のひび割れ、欠け、剥離、擦れ、顔料の変色などを確認します。金箔などが使われている場合は、表面の傷や剥がれも査定額に影響します。

油彩作品では、絵具の剥落、ひび割れ、汚れ、カビ、キャンバスのたるみ、過去の修復などを確認します。水彩や版画の場合は、紙のヤケ、シミ、波打ち、退色なども確認ポイントです。

ご自身で清掃したり、欠けた部分を接着したりすると、かえって作品を傷める可能性があります。修復や清掃を行わず、現在の状態のままご相談ください。

肉筆作品と版画・複製作品の違い

絹谷幸二の作品には、作家が直接描いた一点ものの作品に加え、リトグラフ、シルクスクリーンなどの版画や、原画を印刷で再現した複製作品があります。

版画の場合は、技法、限定部数、エディション番号、直筆サイン、発行元などを確認します。サインが入っていても、肉筆作品とは評価方法が異なるため、作品全体と裏面の情報をあわせて確認します。

鑑定書が見当たらない場合

鑑定が始まって間もないということもあり、絹谷芸術文化研究所の鑑定書がない作品が大半になります。作品の技法、色彩、署名、素材、制作年代、裏面の情報、購入先などを確認し、市場性を判断します。

正式な売買に鑑定が必要と判断される場合には、絹谷芸術文化研究所による鑑定についてご案内します。画廊や百貨店の販売証明書、領収書、展覧会ラベル、作品集への掲載記録などがある場合は、作品と一緒にご用意ください。

「アフレスコか油彩か分からない」「肉筆作品か版画か判断できない」「鑑定書や購入時の資料が見当たらない」という場合でも問題ありません。作品全体、署名、表面の質感、額と作品の裏面、シールや付属資料などの写真をお送りいただければ、まずは無料で確認いたします。

BKKCで売却するメリット

弊社では、自社開催のアートオークションを毎月開催しております。
刻々と変わる市場の相場を熟知しておりますので、高価買取が可能です。

また、お預かりという形で弊社のオークションへ出品も受け付けております。
査定額よりも高く売却できる場合もございます。
高値で落札されなかった場合でも、事前にご提示した査定額で弊社が買い取ることも可能です。

オークションへの出品をご希望されるお客様は、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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