明治24（1891）年12月25日～昭和50（1975）年9月5日
京都市生まれ。
京都市立美術工芸学校を卒業後、西陣織の図案描きにしばらく従事。
日本画家を志し、京都市立絵画専門学校に入学する。
西山翠嶂に師事。
帝展で受賞を重ね、一躍画壇に名を馳せた。
画塾東丘社を主宰し、京都絵専の教授を務める等多くの後進を育成に貢献。
初期の頃の作品は、古典的で要素の濃い文学性豊かなものであったが、戦後の後期は、洋画的要素のある抽象的な作風へと変貌を遂げた。
仏教画を中心に抽象表現や障壁画など幅広いものを描き、作品数も多い。
国際展覧会に多くの作品を出展し、国際的にも評価を得た。
また彫刻、ガラス工芸、染色、陶芸、金工、建築までも手がける多才ぶりで「日本のピカソ」と称されるほどである。

「木華開耶媛」
「調鞠図」
「華厳」
「ガラス」
「メトロ」　　など