鴨居 玲の美術品買取情報 カモイレイ
鴨居 玲の美術品を高価買取いたします
鴨居 玲作品のご売却をご検討でしたら、まずはお気軽にご相談ください。
美術品買取専門店としての豊富な経験をもとに、現在の相場を踏まえながら丁寧に査定いたします。
鴨居 玲について
鴨居玲(かもい れい/1928–1985)は、自画像や老人、酔っ払い、道化師、教会などを題材に、人間の孤独や悲哀、心の奥に潜む不安を描き続けた洋画家です。暗く重厚な色彩と優れたデッサン力によって、目に見える姿だけではなく、その人物が背負う人生まで感じさせる独自の作品世界を築きました。
鴨居玲の油彩画は、近年、国内の美術市場やオークションでも改めて注目されています。特に、スペイン滞在期以降に描かれた人物像、自画像、老人や酔漢を主題とした作品、画面の大きな油彩作品などは、鴨居玲を象徴する作品として高く評価される傾向があります。
金沢で学び、宮本三郎に師事
鴨居玲は1928年に石川県金沢市で生まれ、金沢美術工芸専門学校(現在の金沢美術工芸大学)で洋画を学びました。在学中には、人物画で知られる洋画家・宮本三郎の指導を受けています。
卒業後は二紀会を中心に作品を発表しましたが、自身の表現を模索するなかで、日本を離れてパリ、ローマ、南米などを巡りました。海外での生活や多様な人々との出会いは、その後の人物表現に大きな影響を与えています。
安井賞受賞と画家としての転機
1968年、鴨居玲は日動画廊で初めての個展を開催し、翌1969年には《静止した刻》で安井賞を受賞しました。安井賞は当時、具象洋画家の登竜門として知られており、この受賞をきっかけに鴨居玲の名は広く知られるようになります。
しかし、評価を得た後もひとつの様式にとどまることなく、「人間とは何か」という問いに向き合い続けました。外見を正確に描写するだけではなく、孤独、老い、不安、虚無といった目に見えない感情を、人物の表情や姿勢、画面を包む深い色彩によって表現しました。
スペインで確立された独自の人物表現
1971年、鴨居玲は再びヨーロッパへ渡り、スペインのバルデペーニャスに画室を構えました。現地で出会った老人、酔っ払い、貧しい生活を送る人々などを描きながら、鴨居玲を代表する重厚な人物表現を確立していきます。
画面に登場する人物は、特定の誰かを写した肖像であると同時に、画家自身の内面を映す存在でもありました。暗い背景のなかに浮かび上がる顔や手、くすんだ色調、荒々しく厚みのある絵具の表情からは、人間の弱さだけではなく、それでも生きようとする姿が伝わってきます。
「自画像の画家」と呼ばれた鴨居玲
鴨居玲は画業の初期から晩年まで数多くの自画像を制作し、「自画像の画家」とも呼ばれています。ただし、鴨居玲の自画像は単に自身の容貌を描いたものではありません。老いや死への恐れ、画家としての苦悩、自己への疑念などを映し出しながら、人間が抱える普遍的な孤独を表現しています。
自画像のほかにも、老人、酔漢、道化師、傷痍軍人、女性像、教会などを繰り返し描きました。同じ題材であっても、制作年代や画面構成、人物の表情によって印象は大きく異なり、そこに鴨居玲作品の奥深さがあります。
油彩画を中心に、素描や版画も制作
鴨居玲の作品では油彩画が中心的な位置を占めますが、鉛筆、木炭、パステル、水彩などによる素描や紙作品、版画も制作されています。優れた描写力を確認できる素描作品にも安定した人気があり、題材、完成度、サイズ、制作年代などによっては高く評価されます。
油彩、素描、版画では市場での位置づけが異なるため、査定では技法を正確に確認することが重要です。また、作品に付属する鑑定登録証、来歴資料、画廊シールなども評価を判断する大切な材料となります。
鴨居玲は1985年に57歳で亡くなりました。現在も美術館で回顧展が開催され、その画業は継続して検証されています。人間の弱さや孤独を直視した作品は、時代を超えて多くの鑑賞者を引きつけており、日本の戦後具象絵画を代表する画家のひとりとして評価されています。
鴨居 玲の
代表的な作品
「私の村の酔っぱらい」「酔って候」
「おじいさん」「おばあさん」「老人」
「自画像」「ピエロ」など
鴨居 玲作品の
買取査定ポイント
鴨居玲の作品には、キャンバスに描かれた油彩画をはじめ、鉛筆、木炭、パステル、水彩などを用いた紙作品、素描、版画などがあります。
同じ作家の作品でも、技法、制作年代、題材、サイズ、鑑定登録証、来歴、保存状態などによって評価は大きく異なります。特にスペイン滞在期以降の人物像や、鴨居玲を象徴する油彩作品は、近年のオークションでも高く評価される傾向があります。
1
技法と制作年代
鴨居玲作品では、キャンバスに描かれた油彩画が市場の中心となります。なかでも、スペインやパリで制作活動を行った1970年代の作品は、独自の人物表現が確立された充実期の作品として注目されます。
紙に鉛筆、木炭、パステル、水彩、油彩などを組み合わせた作品にも優れたものがあり、単純に技法だけで判断することはできません。作品の完成度、制作年代、題材、サイズをあわせて確認します。
2
題材・作品名・大きさ
酔っ払い、老人、自画像、ピエロ、道化師などは、鴨居玲を象徴する題材です。特にスペインで出会った人々を描いた酔漢像や老人像には、鴨居玲らしい人物表現が強く表れ、市場でも人気があります。
《酔って候》《おじいさん》《おばあさん》などに関連する人物像や、画面の大きな油彩作品は高額評価となる場合があります。自画像、教会、《石の花》《LOVE》なども、制作年代や完成度によって評価が異なります。
3
鑑定証・登録証・来歴
鴨居玲の肉筆作品では、東美鑑定評価機構鑑定委員会の鑑定証書が重要な確認資料となります。また、過去に発行された「鴨居玲の会」の登録証書が付属する作品も流通しています。
日動画廊をはじめとする画廊での購入記録、展覧会図録への掲載、画集への掲載、作品裏面のシールや書き込みなども査定における重要な資料です。証書がない作品についても、まずは作品と付属資料を確認します。
4
作品の保存状態
油彩画では、絵具の亀裂や剥落、キャンバスのたるみや変形、汚れ、カビ、過去の修復箇所などを確認します。厚く塗られた部分や暗い色調の画面では、状態を丁寧に見極める必要があります。
紙作品では、ヤケ、シミ、波打ち、退色、折れ、額装時のテープ跡などを確認します。状態に不安があっても、ご自身で清掃や修復を行ったり、額から外したりせず、現在の状態のままご相談ください。
近年のオークション評価について
鴨居玲は、没後も美術館で回顧展が継続して開催され、近年あらためて注目されている洋画家です。特に、スペイン時代の酔漢像や老人像、自画像、ピエロなど、作家を象徴する油彩作品には強い需要があります。
条件のそろった油彩大作では、国内オークションで1,000万円を超える水準が意識される場合もあります。一方で、題材、技法、サイズ、制作年代による価格差が大きいため、作品名や号数だけではなく、作品そのものを個別に確認することが重要です。
鑑定証書や購入時の書類が見当たらない場合でも問題ありません。作品全体、署名、作品裏面、キャンバス裏、木枠、額裏、画廊シール、箱、鑑定証や登録証などの写真をお送りいただければ、現在のオークション相場と取引実績を確認しながら無料で査定いたします。
BKKCで売却するメリット
弊社では、自社開催のアートオークションを毎月開催しております。
刻々と変わる市場の相場を熟知しておりますので、高価買取が可能です。
また、お預かりという形で弊社のオークションへ出品も受け付けております。
査定額よりも高く売却できる場合もございます。
高値で落札されなかった場合でも、事前にご提示した査定額で弊社が買い取ることも可能です。
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