大正8(1919)年2月20日～昭和62(1987)年4月19日

静岡県生まれの洋画家。

父親の転勤のため、静岡県磐田市で生まれる。

名古屋市立工芸学校卒業後は松坂屋名古屋本店に就職。

1946年、第二次世界大戦の兵役後には、実家のある秦野市に帰り、アトリエを構えた。

松坂屋の銀座店宣伝部に勤めながら15年間に渡り、作家活動を続ける。後にアトリエを東京都新宿区に移す。

書籍の表紙画や挿絵、小田急電鉄のポスターやロマンスカーのボディカラーも手がけ、広く活躍した。

1955年に発売された「ぺんてるくれよん」のパッケージには、宮永のイラストが現在に至るまで使用されている。

50代からは、流麗な線と華やかな色彩が特徴的な、美人画を中心として数多くの作品を描く。1974年には第二十八回二紀展で菊華賞を受ける。同年、ブラジル日伯文化協会からの依頼により、「皇太子殿下・同妃殿下御肖像」を描く。

1979年、日本芸術院賞受賞。1986年には二紀会理事長に就任。

「鳳」

「鹿鳴館・煌」

「ラ・カーニア」など