荻須高徳の美術品買取情報
荻須高徳の美術品を高価買取いたします
荻須高徳作品のご売却をご検討でしたら、まずはお気軽にご相談ください。
美術品買取専門店としての豊富な経験をもとに、現在の相場を踏まえながら丁寧に査定いたします。
荻須高徳(おぎすたかのり)について
荻須高徳は、パリの街角や古い建物、商店、教会などを描き続けた、日本を代表する洋画家です。重厚な石壁や広告の跡、年月を重ねた建物の表情を独自の色彩と質感で表し、人の姿をほとんど描かずに、そこに暮らす人々の気配を感じさせる作品を残しました。
パリ風景
街角・建物
石壁の表現
愛知から東京美術学校へ
荻須高徳は1901年、愛知県中島郡井長谷村、現在の稲沢市に生まれました。1921年に上京して川端画学校に学び、洋画家・藤島武二の指導を受けます。
翌1922年には東京美術学校、現在の東京藝術大学の西洋画科へ入学しました。同級生には猪熊弦一郎、牛島憲之、岡田謙三、小磯良平、山口長男らがおり、近代洋画を担う画家たちとともに研鑽を積みました。
パリの街並みとの出会い
1927年、東京美術学校を卒業した荻須高徳はフランスへ渡りました。パリの華やかな名所よりも、路地裏の商店、古い教会、石造りの建物、広告が貼られた壁など、長い年月と人々の生活が刻まれた場所に強くひかれていきます。
1928年にはサロン・ドートンヌに初入選し、この頃から作品の署名を「OGUISS」としました。1930年代にはパリで個展を開くなど、フランスの画壇でも次第に評価を高めていきます。
人々の暮らしを映す壁と街角
荻須高徳の作品では、人物が大きく描かれることは多くありません。しかし、汚れや剥がれのある壁、使い込まれた扉、店先の商品、路上の看板などを丁寧に描くことで、画面の外にいる人々の暮らしや息遣いを感じさせます。
灰色や褐色を基調とした落ち着いた色彩、絵具を重ねて生み出した石壁の質感、建物を正面から捉えた安定感のある構図は、荻須作品を特徴づける重要な表現です。パリのほか、ヴェネツィアやフランス各地の風景も数多く描きました。
戦後のパリと国際的な評価
第二次世界大戦によって1940年に一時帰国しましたが、1948年には戦後初めてフランス滞在を認められた日本人画家としてパリへ戻りました。その後もフランスを拠点に、失われた時間を取り戻すように制作を続けます。
1956年にはフランス政府からレジオン・ドヌール勲章を受章し、1974年にはパリ市からメダイユ・ド・ヴェルメイユを授与されました。1978年にはパリ市主催による在住50年記念回顧展が開催されるなど、日仏両国で高い評価を受けています。
パリに生きた日本人洋画家
晩年までパリの街へ出て制作を続け、1981年には文化功労者に選ばれました。故郷の稲沢市には荻須記念美術館が開館し、東京美術学校時代から晩年までの画業と、パリで使用していたアトリエが紹介されています。
荻須高徳が描いたのは、観光地としてのパリだけではありません。街に積み重なった時間と、そこに暮らす人々の生活でした。その静かで重厚な作品は、今なお日本とフランスの双方で高く評価されています。
1901年11月30日生まれ、1986年10月14日没。
荻須高徳の
代表的な作品
「広告のある家 “パリの屋根の下”」
「広告のある食料品店、サン・マルタン」
「オ・ボン・ヴィヴァン」
「オ・モカ・シャロンヌ」
「金のかたつむり」
「ギュドモン城跡」
「僧院の並木」
「ヴェネツィア、大運河、カ・ダ・モスト」
「ノワルムチェの風車」
など
荻須高徳作品の
買取査定ポイント
荻須高徳の作品には、油彩画、水彩画、素描、リトグラフなどの版画があります。同じパリの街並みを描いた作品でも、技法、制作年代、大きさ、構図、鑑定書の有無、来歴、保存状態などによって評価が異なります。
BKKCでは、パリやヴェネツィアの街並み、商店、教会、石壁などの題材と、荻須作品特有の色彩や質感を確認し、現在の取引相場を踏まえて一点ずつ丁寧に査定いたします。
油彩画・水彩画・版画など作品の種類
荻須高徳作品では、キャンバスや板に直接描かれた油彩画のほか、水彩画、素描、リトグラフなどの版画が流通しています。作品の種類によって希少性や市場での評価が大きく異なります。
油彩画は、何に描かれているか、作品の大きさ、制作年代、絵具の重なりや壁面の質感などを確認します。版画の場合は、技法、限定部数、エディション番号、署名、発行元などが査定のポイントになります。
パリの街角・商店・石壁などの題材
パリの街角、古い商店、教会、路地、広告が貼られた壁などは、荻須高徳を象徴する題材です。重厚な石壁の質感や、年月を重ねた建物の表情、人の姿を描かずに生活の気配を感じさせる作品が広く知られています。
パリのほか、ヴェネツィアの運河や建物、フランス各地の村や教会を描いた作品もあります。題材だけでなく、構図、色彩、作品の大きさ、制作年代、画面全体の完成度をあわせて評価します。
鑑定書・署名・来歴資料
荻須高徳の肉筆作品では、レザミ・ド・オギスによる鑑定書が重要です。鑑定書が付属している場合は、作品と一緒にご用意ください。
作品表面の「OGUISS」の署名、画面裏の書き込み、額裏のシールに加え、購入した画廊や百貨店の販売証明書、領収書、展覧会ラベル、作品集やカタログ・レゾネへの掲載記録なども重要な確認資料になります。
作品の保存状態
油彩画では、絵具のひび割れや剥落、画面の汚れ、カビ、変色、キャンバスのたるみ、板の反り、過去の修復跡などを確認します。荻須作品では壁や建物の質感が重要なため、画面表面の状態も慎重に確認します。
水彩画や版画では、紙の変色、シミ、波打ち、擦れ、退色なども査定に影響します。版画は光の影響によって色彩が変化している場合もあるため、額に入れたままの状態でご相談ください。
肉筆作品と版画・印刷複製作品の違いについて
荻須高徳の作品には、本人が直接描いた油彩画や水彩画のほか、限定部数のあるリトグラフ、作品を印刷によって再現した複製画やポスターなどもあります。見た目が似ていても、画面の質感、技法、署名、限定番号、発行元などによって作品の種類と評価が異なるため、実物や写真を確認して判断します。
鑑定書が見当たらない場合
レザミ・ド・オギスの鑑定書が付属していない作品でも、査定のご相談は可能です。作品全体、署名、画面裏、額裏、シール、付属資料などの写真を確認し、作品の内容に応じて鑑定の必要性や手続きについてご案内いたします。
カタログ・レゾネと作品情報について
荻須高徳については、荻須恵美子氏の監修によるカタログ・レゾネが刊行されています。作品名、制作年代、展覧会への出品歴、作品集への掲載歴などが確認できる場合は、査定や来歴確認の重要な手がかりになります。
「油彩画か版画か分からない」「作品名や購入先を覚えていない」「鑑定書が見当たらない」という場合でも問題ありません。作品全体、署名、画面裏、額裏、シール、付属資料などの写真をお送りいただければ、まずは無料で確認いたします。
荻須高徳の最近の買取実績
BKKCで売却するメリット
弊社では、自社開催のアートオークションを毎月開催しております。
刻々と変わる市場の相場を熟知しておりますので、高価買取が可能です。
また、お預かりという形で弊社のオークションへ出品も受け付けております。
査定額よりも高く売却できる場合もございます。
高値で落札されなかった場合でも、事前にご提示した査定額で弊社が買い取ることも可能です。
オークションへの出品をご希望されるお客様は、お気軽にお問い合わせくださいませ。
買取の流れ

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