明治35（1902）年9月28日～昭和57（1982）7月25日
横浜市生まれ。
東京美術学校西洋画科に入学し、中退。
同期生に小磯良平、牛島憲之、山口長男、猪熊弦一郎らがいた。
在学中に渡仏し、藤田嗣治らと交流する。
昭和2年に帰国すると二科展にて初入選し、同会にて叙情的な具象画作品を発表した。
昭和25年からニューヨークに移住。
作風は当時のアメリカを席巻していた抽象表現主義へと転じ、抽象画に日本的な感性を取り入れ、淡い色を塗り重ねた独自の表現で、「ユーゲニズム（幽玄主義）」と呼ばれた。
昭和28年、ニューヨークでの個展が好評を博し、大きな反響を呼んだ。
その後、カーネギー国際美術展やベネチア-ビエンナーレなど数々受賞。
国際的にも高い評価を得た。