熊谷守一
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熊谷守一(くまがいもりかず)について
明治13(1880)年4月2日~昭和52(1977)年8月1日
岐阜県出身の洋画家。
戦争の前後で子供の死を体験し、貧困や自身も病魔に侵されるなど波瀾万丈な人生を送った画家。
明治33年、東京美術学校西洋画科撰科に入学。
黒田清輝、藤島武二らの指導を受ける。
卒業後、文展にて褒状が与えられた。
母の死を機に帰郷し、再度上京した際は、二科会で発表を続けた。
戦後は二紀会創立に参加し、のち退会する。
晩年は、自宅の小さな庭の草花や蟻や猫など、生活に身近な生き物を明快な色彩と単純化した構図で描いた。
作品は、穏やかで暖かい印象だが、モチーフを徹底的に観察し、暗闇や逆光などの条件下での見え方の研究をもって計算されたうえで、制作されている。
また、エッセイ「へたも絵のうち」は現在も読まれているベストセラーである。
熊谷守一の代表的な作品
「雨滴」
「猫」
「鬼百合に揚羽蝶」
など
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