間部学(マナブマベ)

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間部学(マベマナブ)について

大正13(1924)年9月14日~平成9(1997)年9月23日

熊本県生まれの日系ブラジル人の画家。マナブ間部、マナブ・マベとも表記される。

1934年、10歳の時に家族とブラジルへ移住。20歳の頃より、コーヒー栽培の傍ら独学で油彩画を描き始め、日系人画家グループの聖美会の発足者でもあったトモオ・ハンダと知り合い、聖美会にも参加。1951年、年国立美術展(リオデジャネイロ国立美術館)に初入選。

はじめは、風景や人物などを描いていたが、1953年に現代美術の大規模国際展覧会「サンパウロ・ビエンナーレ」に出品し、他の作家の抽象画に刺激を受け、抽象的な表現を模索していくことになる。

1959年にサンパウロ・ビエンナーレ展で国内最高賞を受賞。その10日後にアンドレ・マルローに注目され、「第1回パリ青年ビエンナーレ展」にて受賞。この受賞がアメリカ・タイム誌に取り上げられ、一気に世界的な知名度を上げた。1960年、ブラジル代表としての作品発表が多くなったため、ブラジルに帰化。

明快な色彩と大胆な構図の作品が多く、日本の書のような印象も受ける。「生命」「望郷」などの抽象概念を表現した。国際的に活躍する一方、日本とブラジルの架け橋としても尽くし、1978年、国立新美術館などでの巡回展や、1996年には、故郷の熊本で回顧展を開催した。

間部学の代表的な作品

間部学作品

「大陸」

「赤道の風」

「太陽の賛歌」など

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