木下孝則
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木下孝則(きのしたたかのり)について
明治27(1894)年2月24日~昭和48(1973)年3月29日
東京生まれの洋画家。
洋画家の木下義謙の実兄。
東京帝国大学在学中に、佐伯祐三らと知り合い絵を描き始め、中退し画家となった。
大正10年に、二科展初入選。
同年渡仏して、2年後帰国する。
30歳の時に、二科会展で樗牛賞を受賞。
翌年には、二科賞を受賞した。
エコール・ド・パリの影響を受けた前田寛治、佐伯祐三らと「一九三〇年協会」を創立。
昭和3年、再び渡仏。
帰国後、二科会員となるが、のちに退会して一水会創立に参加。
第二次世界大戦後は、日展にも作品を出品した。
木下は貫いて婦人像を描き続け、穏健な写実的作風で知られている。
洗練された気品あふれる女性像が殆どで、コスチュームが多い。
なかでもバレリーナを描いたもので注目を集めた。
また脚に着目して描かれた作品が目を引き、こだわりを感じるものとなっている。
代表的な作品
「バレリーナ」シリーズ
「後向きの裸婦の習作」
「読書する了子」
「志津枝」
など
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