明治20（1887）年10月13日～昭和6（1931）年2月13日
大阪市出身。
明治40年、東京美術学校に入学。
黒田清輝の洋画塾「白馬会」にも通うも、当時の主流であった印象派には影響を受けず、独自の画風を追及した。
大正8年、二科展に初出品し、樗牛賞を受賞。
翌年には二科賞を受賞し、画壇で認められる存在となった。
その後、渡仏。
帰国後は、黒田重太郎らと大阪に信濃橋洋画研究所を創立。
関西洋画壇を牽引した。
裸婦像を描いた作品が多く有名で、当初は重厚で密度の高い写実的な作風であったが、次第に明快な色彩と要約された構図へと変化していった。
また、ガラス絵や挿絵、随筆なども手掛け、多種多様な才能を発揮。
谷崎潤一郎の『蓼喰う虫』の挿絵も描いた。

「Nの家族」
「少女於梅像」
「支那寝台の裸女」
「前向きの裸女」
　　　　　　　　　など