中村研一
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中村研一(なかむらけんいち)について
明治28（1895）年５月14日～昭和42（1967）年8月28日
福岡県出身の洋画家。
1915年、上京。本郷洋画研究所を経て、東京美術学校西洋学科で岡田三郎助に師事。1920年、卒業の年に帝展に初入選し、翌年特選を受賞。1923年から1928年にかけて渡仏し、サロン・ドートンヌ会員となる。帰国後は帝展で特選を連続受賞するなど、帝展や日展を中心に作品を次々と発表し、近代洋画壇の重鎮として活躍。
従軍画家としても知られ、アカデミックな描写が評価される。若き頃より培ったデッサン力による堅実な具象化を得意としていた。戦後になると、太い輪郭線が用いられ、明快で装飾的な画面が見られるようになる。
戦災で代々木にあった自宅とアトリエを焼失した後、小金井に移り住み、1967年に72歳で亡くなるまで、終生この地で制作を続けた。1967年、従四位勲二等瑞宝章が贈られた
中村研一の代表的な作品
「弟妹集う」
「涼しきひま」
「シンガポールへの道」
「コタ・バル」
「北京官話」など
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