白髪一雄の美術品買取情報 シラガカズオ
白髪一雄の美術品を高価買取いたします
白髪一雄作品のご売却をご検討でしたら、まずはお気軽にご相談ください。
美術品買取専門店としての豊富な経験をもとに、現在の相場を踏まえながら丁寧に査定いたします。
白髪一雄(しらがかずお)について
白髪一雄は、床に広げたキャンバスの上で、天井から吊るしたロープにつかまり、足で絵具を塗り広げる「フット・ペインティング」で知られる日本の現代美術家です。戦後日本を代表する前衛芸術グループ「具体美術協会」の中心作家として活躍し、絵画と身体表現を結びつけた独自の制作によって、現在では国際的にも高く評価されています。
足で描く「フット・ペインティング」
キャンバスを床に置き、その上に絵具を盛り、ロープにつかまりながら足で滑るように描く制作方法は、白髪一雄が生み出した独自の表現です。画面に残された絵具の盛り上がりや激しい軌跡には、身体の動き、速度、重さ、偶然性がそのまま刻み込まれています。
日本画から前衛美術へ
白髪一雄は1924年、兵庫県尼崎市に生まれました。京都市立絵画専門学校で日本画を学び、1948年に同校を卒業した後は洋画へ転向します。当初は風景画や人物画を制作していましたが、既存の絵画表現に飽き足らず、より直接的な制作方法を模索するようになりました。
ペインティングナイフだけでなく、指、拳、爪などを使って絵具と直接向き合い、1954年頃には足で描く制作方法を発表します。筆を介さず、自らの身体を使って絵具と格闘する姿勢は、その後の白髪作品を特徴づける重要な要素となりました。
「0会」と具体美術協会
1952年、白髪一雄は村上三郎、金山明、田中敦子らとともに「0会」を結成しました。既成の芸術から離れ、何もない地点から新しい表現を生み出そうとする活動を展開します。
1955年には、吉原治良を中心に結成された「具体美術協会」へ参加。1972年の解散まで中心的なメンバーとして活動し、絵画だけでなく、立体作品や身体を使ったパフォーマンスなど、当時としては革新的な作品を発表しました。
全身で表現した「泥にいどむ」
1955年の第1回具体美術展で発表した「泥にいどむ」では、会場へ持ち込んだ大量の泥の中に裸同然の姿で入り、全身を使って泥と格闘しました。完成した物体だけでなく、制作する行為そのものを作品として示した、白髪一雄と具体美術協会を象徴する表現です。
ミシェル・タピエと海外への展開
1957年、フランスの美術評論家ミシェル・タピエが来日し、具体美術協会の活動に注目しました。白髪一雄の身体的で激しい絵画表現は、タピエが提唱したアンフォルメルの動向とも結びつけて紹介され、海外で評価される契機となります。
1958年にはニューヨークのマーサ・ジャクソン・ギャラリーで開催された具体展に出品。1962年にはパリのスタドラー画廊で個展を開催し、その後もフランス、イタリア、ドイツなどで作品を発表しました。
「水滸伝」シリーズ
1950年代後半からは、愛読していた中国の古典小説『水滸伝』に登場する豪傑の名を作品タイトルに用いるようになります。「天富星撲天雕」など、登場人物の宿星や異名を冠した作品群は、白髪一雄を代表するシリーズとして知られています。
ただし、作品は物語の場面や人物を具体的に描写したものではありません。豪傑の力強さや精神性を題名に重ね、絵具の激しい動きや色彩によって表現した抽象作品です。
仏教への傾倒と晩年の制作
1971年、比叡山延暦寺で得度し、「素道」の法名を授かりました。具体美術協会が解散した後もフット・ペインティングを続けながら、密教や仏教に由来する題名を作品へ取り入れ、身体的な激しさと精神性をあわせ持つ表現を深めていきます。
制作には妻・白髪富士子の支えも欠かせませんでした。絵具やキャンバスの準備をはじめ、長年にわたり二人三脚で白髪一雄の制作活動を支えています。
戦後日本美術を代表する国際的作家
2008年に83歳で亡くなった後も、具体美術協会の再評価とともに白髪一雄への国際的な関心は高まりました。国内外の美術館やギャラリーで展覧会が開催され、身体と絵具を直接結びつけた作品は、戦後日本美術を代表する重要な表現として位置づけられています。
白髪一雄の
代表的な作品
「天大星 翼虎」
「激動する赤」
「地劣星 活閃婆」
「地軸星 没遮攔」
「有頂天」
など
白髪一雄作品の
買取査定ポイント
白髪一雄の作品には、具体美術協会で活動した時期の油彩画をはじめ、水彩、ドローイング、色紙、シルクスクリーン、リトグラフなど、さまざまな種類があります。
同じ作家の作品でも、制作年代・技法・サイズ・色彩・作品名・来歴・鑑定登録証・保存状態などによって評価が異なります。BKKCでは、国内外のオークション相場を確認しながら、一点ずつ丁寧に査定いたします。
1制作年代と「具体」時代
白髪一雄は1954年頃から、天井から吊るしたロープにつかまり、床に置いたキャンバスへ素足で描くフット・ペインティングを本格化させました。
特に1950年代後半から1960年代に制作された具体時代の油彩作品は、美術史上の重要性と希少性から、国内外で高く評価される傾向があります。1970年代以降の作品も、大きさや内容によって高額評価となる場合があります。
2大きさ・色彩・作品名
白髪一雄の身体的な動きや絵具の勢いを感じられる大画面作品は、海外市場でも強い需要があります。足の軌跡、絵具の厚み、色彩の力強さ、画面全体の完成度を確認します。
また、『水滸伝』に登場する豪傑の星名を題名とした作品など、制作年代や美術史的な位置づけが明確な作品は、作品名も重要な評価材料となります。
3鑑定登録証・署名・来歴
白髪一雄のオリジナル作品は、日本洋画商協同組合鑑定登録委員会が鑑定登録を受け付けています。同委員会が発行する鑑定登録証は、作品の売却や国内外のオークションへ出品する際に重要な資料となります。
画面上の署名、キャンバス裏面の題名・署名・制作年月日、画廊ラベル、展覧会歴、作品集への掲載、旧蔵者、購入記録なども確認します。鑑定登録証がない作品でも査定可能です。
4版画作品と保存状態
白髪一雄は、シルクスクリーンやリトグラフなどの版画作品も制作しています。版画では、技法、作品名、限定部数、直筆サイン、エディション番号、制作年代、発行元などを確認します。
油彩では絵具の亀裂、浮き、剥離、補彩などを、版画では退色、紙のヤケ、シミ、波打ち、折れ、シートの裁断などを確認します。状態に不安がある場合も、現在の状態のままご相談ください。
(参考)日本洋画商協同組合の鑑定登録について
白髪一雄のオリジナル作品については、日本洋画商協同組合鑑定登録委員会による鑑定登録制度があります。鑑定の結果、登録可能と判断された作品には鑑定登録証が発行されます。
鑑定登録証が付属していないからといって、直ちに作品の価値がないということではありません。まず作品本体、署名、裏面表記、来歴資料などを確認し、作品の内容や想定される市場価値を踏まえて、鑑定登録の必要性をご案内いたします。
油彩画か版画か分からない場合、鑑定登録証や購入時の書類が見当たらない場合でも問題ありません。作品全体、署名、作品裏面、木枠、額裏、鑑定登録証、箱、購入時の書類などの写真をお送りいただければ、まずは無料で確認いたします。
白髪一雄の最近の買取実績
BKKCで売却するメリット
弊社では、自社開催のアートオークションを毎月開催しております。
刻々と変わる市場の相場を熟知しておりますので、高価買取が可能です。
また、お預かりという形で弊社のオークションへ出品も受け付けております。
査定額よりも高く売却できる場合もございます。
高値で落札されなかった場合でも、事前にご提示した査定額で弊社が買い取ることも可能です。
オークションへの出品をご希望されるお客様は、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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