東山魁夷

強化買取

美術品・絵画買取センターでは東山魁夷の作品を高価買取いたします。
お気軽にご相談ください。

東山魁夷(ひがしやまかいい)について

明治41年(1908)年7月8日~平成11(1999)年5月6日
本名は東山新吉(しんきち)。

 

横浜生まれ。近代日本画の代表的な画家のひとり。
東京美術学校日本画科在学中にドイツへ留学する。
ドイツ語で東西の美術史を学び、日本美術の本質的な特質とは何かを真剣に考えるようになる。
帰国後、家業の倒産危機、肉親の不幸、戦争による疎開、召集など多くの試練を受けた。
その後、戦後の急速な西洋文化の流入の中でも、日本的な素朴さと美しさを、伝統的な日本画の手法で描き続けた。
また、北欧やオーストリア、ドイツの旅からも多くの作品を生み出し、主に山や森、湖などの自然風景を清澄な色調で表現している。
昭和44年には文化勲章を受章し、名実ともに日本を代表する画家となる。
平成2年には、長野県信濃美術館に併設して、東山魁夷館が開館する。収蔵作品は960点に及ぶ。
また、平成17年には約半世紀を過ごした千葉県市川市に東山魁夷記念館がオープンする。代表作「道」の試作などが収蔵されている。
平成30年、「生誕110年東山魁夷展」が京都国立近代美術館と国立新美術館(東京)にて開催される。
 

自然と向き合い、日本人の心情や自然観をも反映した、戦後の日本画を代表する国民的画家である。

東山魁夷の代表的な作品

「緑響く」「道」「白馬の森」
「残照」「花明り」「年暮る」
「濤声」「緑映」「夕星」
「曙」「静映」「若葉の季節」

             など

東山魁夷作品の買取査定ポイント

東山魁夷の作品は、図柄によって評価が大きく異なり、特に緑や青などの風景画が高く評価される傾向にあります。
中でも、森や湖、白馬などが入っている作品は非常に人気があります。
版画作品(木版画・リトグラフ・シルクスクリーン)では、生前に制作された版画は今でも高値で取引されておりますが、復刻版画(新復刻画)でも、モチーフによっては高く買取できる作品もございます。
また、シミやヤケなどの状態によっても査定額は変わってきますので、査定に出す前に状態の確認はしておきましょう。
本画(原画)は、共シール・共箱の有無や、図録に掲載されているか、鑑定証があるかが重要な査定ポイントになります。
鑑定がない場合、弊社で東京美術俱楽部鑑定委員会への鑑定代行も承っております。

 

美術品・絵画買取センターでは、東山魁夷の作品を特に高額買取しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

代表作「緑響く」について

長野県蓼科高原の「湯みち街道」沿いにある御射鹿池を描いた1982年の作品。
「一頭の白い馬が緑の樹々に覆われた山裾の池畔に現れ、画面を右から左へと歩いて消え去った―そんな空想が私の心のなかに浮かびました。私はその時、なんとなくモーツアルトのピアノ協奏曲の第二楽章の旋律が響いているのを感じました。おだやかで、ひかえ目がちな主題がまず、ピアノの独奏で奏でられ、深い底から立ち昇る嘆きとも祈りとも感じられるオーケストラの調べが慰めるかのようにそれに答えます。白い馬はピアノの旋律で、木々の繁る背景はオーケストラです」(1991年『東山魁夷館所蔵作品集』より)

 

緑の木々が湖面に美しく反映し、白馬と森が幻想的な調和をもたらす名作。

代表作「道」について

1950年、東山魁夷42歳の時の作品。
戦前の1940年、青森県八戸市の種差海岸に放牧される馬を求めてスケッチをしていた東山は、戦後そのスケッチを見ているとき、ひとすじの道が浮かんできた。
「道だけの構図で描けるものだろうかと不安であった」が、1950年に改めて種差海岸を訪れる。風景が変わったことに驚きながらも、一本の道に焦点を定め、現実の道ではない象徴の道を描いた。
「遍歴の果てでもあり、新しく始まる道でもあった。未来への憧憬の道、また過去への郷愁を誘う道にもなった」と述懐する通り、東山魁夷ひいては日本画の新しい世界観を生み出した作品とも言える。

最新買取実績

もっと見る 閉じる

弊社で売却するメリット

弊社では、自社開催のアートオークションを毎月開催しております。
刻々と変わる市場の相場を熟知しておりますので、高価買取が可能です。

また、お預かりという形で弊社のオークションへ出品も受け付けております。
査定額よりも高く売却できる場合もございます。
高値で落札されなかった場合でも、事前にご提示した査定額で弊社が買い取ることも可能です。

オークションへの出品をご希望されるお客様は、お気軽にお問い合わせくださいませ。