
骨董品とは
骨董品とは製造されてからおおむね100年から数100年以上を経過した古い工芸品、美術品や古道具類で、希少価値が認められるものの総称です。アメリカの通称関税法によると「製造から100年が経過したもの」を骨董品と定義していますが、日本では製造から数十年が経過していれば「骨董品」と呼ぶケースもあります。
本来「骨董品」には世界中の古美術品、古道具類を含みますが、日本で「骨董品」という場合には日本由来の骨董品のみを指し他国の美術品は含まないケースがあります。中国の骨董品を「中国骨董」、西洋の骨董品である西洋アンティークを「西洋骨董」と呼ぶこともあります。
骨董のジャンルは非常に広く、以下のようなものはすべて「骨董品」となります。
- 貴金属
- 装飾品
- 衣類
- 家具
- 壺
- お椀、茶釜などの食器類
- 掛け軸
- 書画、版画
- 古銭、大判小判、切手
- 刀剣類
- 象牙製品
- 甲冑
- 金銀製品
- 着物
- 香木
- おもちゃ
骨董品は主に、骨董商、骨董品屋といった専門の取扱い業者が取引に携わっており、愛好家は骨董品屋に立ち寄って気に入った作品を見つけたり、最近ではネットオークションで骨董品を収集される方も多くなってきたようです。
《茶道具・取り扱い作家》
- 板谷波山
- 一后一兆
- 井上萬二
- 永楽善五郎
- 大樋長左衛門
- 加藤唐九朗
- 金重陶陽
- 河井寛次郎
- 北大路魯山人
- 富本憲吉
- 中村宗哲
- 濱田庄司
- 三浦竹泉
- 樂吉左衛門
《陶磁器・取り扱い作家》
- 荒川豊蔵
- 伊勢崎淳
- 伊藤東彦
- 今泉今右衛門
- 尾形乾山
- 隠崎隆一
- 加藤孝造
- 加藤重高
- 加藤卓男
- 加藤土師萌
- 加守田章二
- 金城次郎
- 楠部彌弌
- 黒木国昭
- 近藤悠三
- 酒井田柿右衛門
- 島岡達三
- 清水卯一
- 諏訪蘇山
- 武腰一憲
- 田村耕一
- 田村耕一
- 月形那比古
- 辻清明
- 徳田八十吉
- バーナード・リーチ
- 林正太郎
- 葉山有樹
- 原 清
- 藤田喬平
- 藤本能道
- 藤原啓
- 藤原雄
- 細川護熙
- 真葛香山
- 松井康成
- 三浦小平二
- 三輪休雪
- 柳宗悦
- 山本陶秀
- 吉田美統
- 由水常雄
《彫刻・取り扱い作家》
- 朝倉文夫
- 石川光明
- 圓鍔勝三
- 加藤顕清
- 北村西望
- 木内克
- 佐藤忠良
- 澤田政廣
- 清水多嘉示
- 高田博厚
- 高村光太郎
- 高村光雲
- 帖佐美行
- 平櫛田中
- 舟越保武
- 籔内佐斗司
- 山崎朝雲
《金・銀製品・取り扱い一覧》
- 大判
- 置物
- 金貨
- 金杯
- 銀瓶
- 純金 鉄瓶
- 純銀 茶器
- 純銀杯
- 棗
骨董品の楽しみ方
骨董品には希少価値が認められるため、それぞれに価格がつけられます。「定価」がないのでどこの骨董品屋で取引するかによって価格が異なりますが、基本的には作られた年代や作者によって大きく価値が異なります。骨董品の「相場価格」は素人の方には判定が困難なので、価値を見極めたければ専門家に鑑定を依頼する必要があります。鑑定士によって査定額に数十万円以上の差が出るケースも多々あり、依頼するなら目利きの専門家を選ぶべきです。
ただ、価値を追い求めるのだけが楽しみ方ではありません。骨董品を眺めて気になるものがあれば価格を尋ねてみて、安ければそのまま購入して楽しむのも良いでしょう。そうして少しずつ好きなものを買い集めていくのも骨董の楽しみ方の一つかもしれません。ただし贋作や価値のないものを本物などと言われて高値で買わされると損をするので、高値を言われたときには必ず信頼できる鑑定士に依頼してから購入されるようお勧めします。
© 2022 美術品・絵画買取センター All Rights Reserved.