グスタフスベリ

グスタフスベリとは、スウェーデンの首都ストックホルムで設立した陶磁器ブランドです。1825年に設立し、数々の有名なデザイナーがデザインを手がけた製品を発表しています。現在は食器類を中心に製造販売していますが、かつてはトイレのような衛生陶器に加え、プラスチックやエナメルの製品も取り扱っていました。

グスタフスベリの陶磁器の特徴は、スウェーデン国内での製造にこだわっている点と、おしゃれなデザインです。現在は多くの陶磁器ブランドが国外の工場で製品を製造しているところ、グスタフスベリでは創業の地であるグスタフスベリという街で造ることにこだわり続けています。メイド・イン・スウェーデンにこだわり、昔と同じ方法で職人が製造に携わっている点が、世界中から人気を集めている理由のひとつです。

デザインは、スティング・リンドベリやリサ・ラーソンなど、スウェーデンを代表する陶芸デザイナーが手掛けてきました。独創的なデザインでありながら、北欧らしいあたたかみを感じられる雰囲気も、グスタフスベリの魅力です。シリーズで食器を揃えると、食卓をグッとおしゃれに見せられます。

グスタフスベリの代表的なシリーズは、スティング・リンドベリが手掛けた「ベルサ」や「アダム」、リサ・ラーソンの「シックステン」などです。「ベルサ」は木の葉、「アダム」はドット柄を取り入れているのが特徴。「シックステン」はシンプルなデザインで、日常使いしやすくなっています。1950年代から70年代に製造されたシリーズの復刻も積極的に行っており、200年近く世界で愛され続けているブランドです。