会社にある絵画・美術品、価値が分からないときは?まず確認したい7つのポイント

2026.9.12

会社にある絵画・美術品の価値が分からないときに確認したい7つのポイント
社長室や応接室、会議室、倉庫などに、いつからあるのか分からない絵画や美術品はありませんか。
「以前の社長が購入したらしい」「取引先から贈られたものかもしれない」「作者名も購入価格も分からない」――法人様から美術品の査定をご依頼いただく際、このようなケースは決して珍しくありません。
オフィス移転や建替え、事業所の統合、資産整理などをきっかけに、長年保管されていた絵画や美術品を整理することもあります。しかし、価値が分からないという理由だけで、一般の不用品と一緒に処分してしまうのはおすすめできません。
美術品の価値は、購入時の価格や見た目だけでは判断できません。購入当時より評価が上がっている作品がある一方、高額で購入された作品でも現在の市場価格が変化していることがあります。また、絵画だけでなく、陶磁器や茶道具、銀製品、贈答品などの中に思わぬ評価ができる品物が含まれていることもあります。
さらに、著名な物故作家の作品で鑑定書が残っていない場合でも、それだけで売却できないとは限りません。作品によっては実物を確認し、来歴や署名・落款、技法、裏面の情報などを確認したうえで、鑑定書がない状態でも買取できる場合があります。
この記事では、美術品を長年取り扱ってきた専門店の立場から、会社に残された絵画・美術品を整理・処分する前に確認しておきたい7つのポイントを解説します。
1. 価値が分からなくても、すぐに処分しない
会社に長年置かれている絵画や美術品は、現在の担当者様が購入時の事情を知らないことも珍しくありません。「いつ購入したのか分からない」「作者名が読めない」「購入価格の記録が残っていない」といった状態でも、それだけで価値がないと判断することはできません。
美術品の市場価格は時間とともに変化します。購入当時はそれほど高額ではなかった作家が、その後評価を高めていることもあれば、反対に高額で購入された作品でも、現在の市場では当時と異なる価格になっていることがあります。
また、額の裏側や作品の裏面、共箱、収納箱などに、作家名や作品名、画廊・百貨店のシール、展覧会歴など、査定の手掛かりになる情報が残されている場合もあります。見た目だけでは判断せず、まずはそのままの状態で確認することが大切です。
「詳細が分からない」は珍しいことではありません
法人様からのご相談では、現在の担当者様が作品の作者や購入経緯をご存じないケースも多くあります。作者名や購入価格を事前に調べていただく必要はありません。分かる範囲の情報と作品そのものを確認することで、査定を進められる場合があります。
特にオフィス移転や建替え、事業所の閉鎖などで処分期限が決まっている場合は、家具や什器と一緒に整理を進めてしまいがちです。価値のある作品を誤って処分してしまわないためにも、絵画や美術品については一般の不用品とは分けて、処分する前に一度確認することをおすすめします。
2. 社長室・応接室だけでなく、倉庫や保養所まで確認する
会社が所有する絵画や美術品は、社長室や応接室など、普段目につく場所に飾られているものだけとは限りません。長い社歴のある企業ほど、過去の移転や改装、役員交代などをきっかけに、以前飾られていた作品が倉庫や書庫などへ移され、そのまま長期間保管されていることがあります。
本社だけでなく、支店や営業所、会議室、役員室、倉庫、社宅、保養所などに美術品が残されているケースもあります。特に保養所や迎賓施設などでは、開設時に室内装飾として複数の絵画や工芸品をまとめて購入していることもあります。
確認しておきたい場所
社長室・役員室・応接室・会議室・受付・廊下・倉庫・書庫・支店・営業所・社宅・保養所など。現在飾られている作品だけでなく、壁から外されて保管されている額や、箱に入ったままの美術品も確認しておくと安心です。
また、作品が複数の拠点に分散していると、会社として所有している美術品の全体像を把握できていないこともあります。オフィス移転や拠点統合、保養所の売却などは、こうした美術品を一度整理して確認する良い機会でもあります。
すべての作品について作者名や購入履歴を調べてから査定を依頼する必要はありません。点数が多い場合でも、まずは所在を確認し、分かる範囲でまとめておくだけで十分です。詳細が不明な作品については、専門店が実物や画像を確認しながら調べていくことができます。
3. 絵画だけでなく、贈答品や価値が分からないものも確認する
法人様の美術品整理では、絵画や彫刻のように一目で「美術品」と分かるものだけでなく、取引先などから贈られた陶磁器、花瓶、置物、茶道具、銀製品、記念品などが一緒に保管されていることがあります。
こうした品物は、箱に入ったまま長期間保管されていることも多く、会社側でも「贈答品だからそれほど価値はないだろう」と考えてしまいがちです。しかし、実際には著名な作家や窯元の作品が含まれていたり、金や銀など素材そのものに価値があったりする場合があります。
また、陶磁器や工芸品では、作品本体だけでなく、共箱に書かれた作家名や箱書き、栞、購入時の資料などが査定の重要な手掛かりになることがあります。そのため、箱や付属品も処分せず、できるだけ揃った状態で確認することが大切です。
BKKCでは贈答品なども一点ずつ確認します
法人様からまとめて査定をご依頼いただいた場合、絵画だけを確認して、その他の品物を一括して判断することはありません。査定対象となる陶磁器や工芸品、銀製品、贈答品などについても一点ずつ確認し、評価できるものがないか丁寧に査定します。
特に長い社歴のある企業では、何十年も前の贈答品や記念品が残されていることがあります。当時は一般的な贈答品として受け取ったものでも、現在では作家性や希少性、素材などによって評価できるケースもあります。
「これは査定に出すほどのものではない」と担当者様の判断だけで選別する必要はありません。価値が分からないものも含めて確認することで、処分してしまう前に、本来評価できる品物を見つけられる可能性があります。
4. 鑑定書がない著名作家の作品も、最初から諦めない
会社が長年所有している絵画の中には、著名な物故作家の作品でありながら、現在一般的に流通している鑑定書が付属していないものもあります。特に何十年も前に購入された作品では、購入当時から鑑定書が付いていなかったり、その後の移転や保管の過程で資料が失われていたりすることも珍しくありません。
現在の美術市場では、作家によって所定の鑑定機関や鑑定人による鑑定書が取引上重要になる場合があります。しかし、鑑定書がないという理由だけで、その作品に価値がないと判断することはできません。
BKKCでは、このような作品についても最初から鑑定書取得後の買取とはせず、作家や作品に応じて実物を確認します。署名や落款、技法、作品の状態、額装、裏面の書き込みやラベル、購入先や来歴に関する資料など、確認できる情報を総合的に見たうえで査定を進めます。
鑑定書なしでも買取できる場合があります
作家や作品によっては、実物を確認したうえで、鑑定書が付属していない状態でも当社で買取できる場合があります。一方、実物を見たうえで鑑定書の取得が必要と判断した作品については、鑑定代行を含めて個別にご提案させていただきます。
そのため、「鑑定書が見当たらないから売却できないだろう」と会社側で判断して処分したり、査定対象から外したりする必要はありません。購入時の領収書、画廊や百貨店の資料、展覧会図録、作品に貼られたシールなどが残っている場合は、それらも一緒に保管しておいてください。
なお、BKKCが作家の真贋を証明する鑑定書を発行するものではありません。正式な鑑定が必要な作品については、それぞれの作家に対応する鑑定機関等の判断が必要になります。
5. 購入価格と現在の価値は一致しない
会社で購入した絵画や美術品について、「当時100万円で購入したから、今もそれくらいの価値があるだろう」と考えることがあります。しかし、美術品の購入価格と現在の市場価格は必ずしも一致しません。
美術品の相場は、作家の評価や人気、作品の希少性、国内外の需要、オークションでの取引状況など、さまざまな要因によって変化します。そのため、購入当時は高額だった作品でも現在の市場価格が下がっていることが大半ですが、稀に数十年前の購入時より大きく評価を上げている作家や作品もあります。
購入価格が分からなくても査定できます
購入時の領収書や価格の記録が残っていなくても、現在の市場での取引状況などをもとに査定することができます。反対に購入価格が分かっている場合も、その金額だけを基準にするのではなく、現在の相場を確認することが重要です。
また、同じ作家の作品であっても、制作年代、技法、サイズ、題材、作品の状態、来歴などによって評価には大きな差が生じることがあります。「有名な作家だから高い」「無名に見えるから安い」といった単純な判断ができないのも、美術品査定の特徴です。
会社の資産台帳や購入時の資料が残っている場合は、作品との照合に役立つことがありますので、査定前に処分せず保管しておくことをおすすめします。ただし、帳簿上の金額と現在の美術市場での価値は別のものとして考える必要があります。
6. オフィス移転・建替えでは「処分する順番」が重要
オフィス移転や本社建替え、事業所の統合・閉鎖などでは、家具や什器、書類などと一緒に、絵画や美術品も短期間で整理しなければならないことがあります。こうした場合に気をつけたいのが、「何を先に処分するか」という順番です。
不用品回収やオフィス什器の処分を専門とする業者と、美術品を専門に扱う業者では、それぞれ得意とする分野が異なります。絵画や工芸品、骨董品などが含まれている場合は、すべてを一括して処分する前に、美術品について専門的な査定を受けておくことをおすすめします。
おすすめする整理の順番
① 絵画・美術品・工芸品・贈答品などを確認する
② 美術品の専門店に査定を依頼する
③ 売却するものと残すものを分ける
④ その後、残った家具・什器・不用品などを整理・処分する
この順番で進めれば、価値のある美術品を誤って処分してしまうことを防ぎやすくなります。また、売却できる作品があれば、処分する物量そのものを減らせる場合もあります。
特に注意したいのは、壁に掛かっている絵画だけを美術品と考えないことです。倉庫に積まれた額、箱に入った陶磁器や茶道具、彫刻、置物、贈答品なども含め、まずはまとめて確認しておくと安心です。
移転や建替えまでの期間が限られている場合は、早めに査定を依頼しておくことも大切です。点数や保管場所、搬出期限などを事前に伝えておけば、その後の査定や引き取りについてもスケジュールを組みやすくなります。
7. 大量の美術品でも、引き取り・運搬まで任せられる
法人様が絵画や美術品を売却する際には、査定価格だけでなく「売却が決まった作品をどうやって運び出すのか」という問題もあります。大型の絵画や彫刻、重量のある美術品、数十点・数百点単位の作品となれば、担当者様だけで梱包や搬出を行うのは現実的ではありません。
BKKCでは、買取が成立した美術品の引き取り・搬出・運搬についても当社で手配します。必要に応じて作品の点数やサイズ、建物の搬出条件などを事前に確認し、案件に合わせた方法で対応します。
引き取り・運搬にかかる費用も当社が負担します
当社で買取が成立した作品については、引き取りや運搬の手配を当社で行い、その費用も当社が負担します。法人のご担当者様に美術品専門の運送会社を探していただいたり、大型作品をご自身で梱包・発送していただいたりする必要はありません。
また、複数のフロアや拠点に作品が分散している場合や、オフィス移転・建替えなどで搬出期限が決まっている場合も、事前に状況をお知らせください。査定から売却、搬出までを見据えて進めることで、社内のご担当者様の負担をできるだけ抑えながら美術品を整理することができます。
点数が多いからといって、あらかじめ社内ですべての作品を選別したり、詳細な作品リストを作成したりする必要はありません。作者や購入時期が分からない作品、箱に入ったままの工芸品や贈答品なども含め、まずは現状のままご相談いただけます。
会社に残された美術品を整理する際には、「何が売却できるのかを確認すること」から「実際に作品を搬出すること」まで、一連の作業を任せられる専門店を選ぶことも、スムーズに進めるためのポイントです。
まとめ|会社の絵画・美術品は、分からない状態のままご相談ください
会社に長年保管されている絵画や美術品は、現在のご担当者様が作者名や購入時期、購入価格などを把握していないことも珍しくありません。だからといって、社内ですべてを調べてから査定を依頼する必要はありません。
大切なのは、価値が分からない段階で処分してしまわないことです。絵画だけでなく、陶磁器や工芸品、茶道具、金・銀製品、贈答品なども含めて確認することで、評価できる品物が見つかる場合があります。
また、著名な物故作家の作品で鑑定書が残っていない場合も、それだけで査定対象から外す必要はありません。作家や作品によっては、実物を確認したうえで鑑定書がない状態でも買取できる場合があります。
BKKCの法人様向け美術品査定
・作者や購入価格が分からない作品も確認します
・絵画だけでなく、工芸品や贈答品なども一点ずつ確認します
・鑑定書のない著名作家の作品も、実物を確認して買取できる場合があります
・点数の多い法人案件にも対応します
・買取成立後の引き取り・搬出・運搬は当社で手配します
・引き取り・運搬にかかる費用も当社が負担します
オフィス移転、本社建替え、事業所の統合・閉鎖、保養所の売却、資産整理などで美術品を整理する場合も、作品の詳細が分からない状態からご相談いただけます。
売却する作品が決まった後の社内決裁や必要書類、会計・税務上の注意点については、下記の記事でも詳しく解説しています。
法人様の絵画・美術品をまとめて査定いたします
作者や購入価格が分からない作品、点数の多い美術品もそのままご相談ください。オフィス移転・建替え・資産整理など、法人様の状況に合わせて査定から買取、搬出・運搬まで対応いたします。


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写真からのご相談・無料査定はこちら
査定料・出張料は無料です。買取成立後の引き取り・運搬費用も当社が負担いたします。

美術品・絵画の売却先はどう選ぶ?買取業者選びで確認したい7つのポイント

2026.9.8

美術品・絵画買取業者の選び方を解説する記事のイメージ

絵画や美術品を売却しようと考えたとき、
「どこに査定を依頼すればよいのか分からない」という方は少なくありません。

現在は、美術品専門の買取業者だけでなく、総合買取店やリサイクルショップ、
オークションなど、さまざまな売却方法があります。
しかし、美術品は作家名だけで価値が決まるものではありません。

原画か版画か、技法、制作年代、サイズ、保存状態、来歴、鑑定書の有無、さらに現在の市場での需要など、多くの要素によって評価は変わります。
同じ作家の作品でも、数万円で取引されるものから、数百万円、数千万円以上になるものまで、大きな価格差が生じることがあります。

そのため、美術品の売却では単に「高価買取」と掲げている業者を選ぶのではなく、
作品の価値をどのような根拠で判断しているのか
を確認することが重要です。

この記事では、美術品・絵画の査定や売却を検討している方に向けて、
買取業者を選ぶ際に確認しておきたい7つのポイントを、
美術品買取の現場から分かりやすく解説します。


この記事で分かること
  • 美術品・絵画の主な売却方法と、それぞれの特徴
  • 美術品専門業者と総合買取店の違い
  • 査定額だけで業者を選ばない方がよい理由
  • 鑑定書や真贋確認に対応できる業者の見分け方
  • 高額作品や相続・法人所有の美術品を売却する際の注意点

美術品買取業者を選ぶ際に確認したい7つのポイント
01
美術品を専門的に扱っているか
02
作家・作品・技法について知識があるか
03
査定額と実際の買取額に大きな差がないか
04
鑑定書・真贋・来歴について適切に判断できるか
05
相見積もりを前提に相談できるか
06
数百万円以上の高額作品にも対応できるか
07
相続や法人所有の美術品にも対応できるか

1

美術品・絵画はどこに売るべき?

WHERE TO SELL

美術品や絵画の売却先には、主に
「美術品専門の買取業者」「総合買取店」「リサイクルショップ」「オークション」などがあります。

どの方法にもそれぞれメリットがありますが、作品の内容や価格帯によって、向いている売却先は異なります。

ART
美術品専門の買取業者
作家、技法、制作年代、作品の来歴、市場相場などを踏まえて査定するため、専門性の高い作品や高額作品の売却に向いています。
ALL
総合買取店
美術品だけでなく、ブランド品、時計、貴金属、家具など、幅広い品目をまとめて売却できる点が特徴です。
SHOP
リサイクルショップ
家具、家電、日用品などを幅広く取り扱い、美術品以外の品物と一緒に整理したい場合に利用しやすい売却先です。
AUCTION
オークション
作品によっては複数の購入希望者による競りで価格が上がる可能性がありますが、手数料や売却までの期間なども確認しておく必要があります。

!
ポイント

美術品を売却する際は、「どこが一番近いか」だけでなく、
その作品を適切に評価できる売却先かどうか
を確認することが大切です。

特に、作家名が分かっている作品や、鑑定書・箱書き・購入時の資料などが残っている作品については、美術品を専門的に扱う業者へ相談することで、作品の特徴を踏まえた査定を受けやすくなります。

美術品の価格は、単に「有名な作家かどうか」だけで決まるものではありません。
同じ作家であっても、原画と版画では評価が異なり、制作年代、サイズ、モチーフ、保存状態、技法、来歴などによって市場価格に大きな差が生じることがあります。

日用品やブランド品などと一緒に美術品を整理したい場合は、総合買取店が便利なこともあります。
一方で、著名作家の原画や希少性のある作品、数十万円から数百万円以上の評価が見込まれる作品については、美術品の市場や作家ごとの評価基準に詳しい専門業者へ相談することをおすすめします。

2
美術品専門の買取業者と総合買取店の違い

美術品を売却する際、「美術品専門の買取業者」と「総合買取店」のどちらへ相談すればよいのか迷うことがあります。

どちらが優れているということではなく、

売却したい品物の内容や目的によって、適した業者は異なります。

ART


美術品専門の買取業者

ALL


総合買取店

査定

作家・技法・制作年代・来歴・保存状態などを確認し、
美術市場の相場を踏まえて評価します。

幅広いジャンルの品物を対象に、
それぞれの取扱基準に沿って評価します。

得意な品物

絵画、版画、彫刻、陶芸など、
専門的な評価を必要とする美術品。

ブランド品、時計、貴金属、家具、美術品など、
幅広い品目を取り扱います。

特徴

作家ごとの市場動向や作品ごとの評価差を、
査定に反映しやすいことが特徴です。

ジャンルの異なる品物を、
一度にまとめて相談しやすいことが特徴です。

向いているケース

著名作家の作品、高額作品、
真贋や来歴の確認が必要な作品など。

美術品以外の品物も含めて、
一度にまとめて整理・売却したい場合。


美術品の査定で専門性が重要になる理由


美術品の価格は、作家名だけを確認すれば判断できるものではありません。


同じ作家の作品であっても、次のような要素によって評価が大きく変わることがあります。

原画・版画などの技法 / 制作年代 / モチーフ / サイズ / 保存状態 / エディション / サイン / 鑑定書 / 来歴 / 現在の市場相場


例えば、同じ著名作家の作品でも、原画と版画では市場価格が大きく異なることがあります。
また、版画の場合でも、技法やエディション、保存状態などによって評価は変わります。


さらに、美術市場の相場は一定ではありません。
展覧会の開催、市場での取引状況、国内外の需要などによって、同じ作品でも評価される価格帯が変化することがあります。


そのため、一定以上の評価が見込まれる美術品については、

作品そのものの情報と、現在の市場の両方を確認できるかどうか

が査定では重要になります。

ポイント
美術品を売却する場合は、単に「買取できるか」だけでなく、その作品を適切に評価するための知識や市場情報を持っているかという点も、業者を選ぶ際の重要な判断材料になります。

3

査定額と実際の買取額に大きな差がないか


美術品の売却で注意したいのが、

事前に提示された査定額と、実際の買取額に大きな差が生じるケース

です。

写真や作品情報をもとに高い査定額が提示されても、実物を確認した際に大幅な減額となれば、
売却する側にとっては判断が難しくなってしまいます。


査定額が変わること自体が問題とは限らない

もちろん、事前査定と実際の買取額が異なること自体が、必ずしも不適切というわけではありません。

写真では確認できなかった状態や、事前に伝えられていた作品情報と実物が異なっていた場合には、査定額が変わることがあります。


査定額が変わる主なケース


・写真では確認できなかった傷、シミ、退色、修復などがある
・作品サイズや技法が事前情報と異なる
・鑑定書や付属品の有無が事前の説明と異なる
・サイン、エディション、作品裏面などの情報に相違がある
・実物確認によって真贋や来歴について追加確認が必要になった


注意したいのは「査定根拠が分からない減額」

一方で、作品情報や状態に特段の相違がないにもかかわらず、現物確認後に大幅な減額となった場合は、

なぜ金額が変わったのか、その理由を確認することが大切です。


納得しやすい変更
実物確認で新たな傷や修復が判明し、その内容と減額理由について具体的な説明がある。

注意したい変更
作品情報や状態に大きな違いがないのに、
「実物を見たら評価が下がった」という理由だけで大幅に減額される。


事前査定の段階で確認しておきたいこと

査定を依頼する際には、金額だけを見るのではなく、その査定額がどのような条件を前提としているのかも確認しておくと安心です。


査定額は確定額か / 実物確認後に変わる可能性があるか /
減額となる場合の主な条件 / 出張費・手数料の有無 /
売却を断った場合に費用が発生するか


美術品・絵画買取センターの査定について

美術品・絵画買取センターでは、お客様からお送りいただいた画像や作品情報をもとに査定を行い、

ご申告いただいた内容と実物に相違がない場合は、
原則として事前査定額を買取額としています。

実物確認によって作品の状態や情報に相違が確認された場合には、その理由をご説明したうえで査定を見直すことがあります。


ポイント
買取業者を比較する際は、最初に提示された金額の高さだけでなく、

その査定額がどの程度確かなものなのか、また金額が変わる場合に明確な説明があるか

という点も確認しておくことが大切です。
4
鑑定書・真贋・来歴について適切に判断できるか


美術品の査定では、作家名や作品の状態だけでなく、

鑑定書の有無、真贋確認の方法、作品の来歴

も重要な判断材料になります。

特に高額作品や著名作家の作品では、「本物らしく見えるか」だけで判断することはできません。
作家ごとに適切な確認方法や鑑定先が異なるため、その違いを理解している業者かどうかが重要です。


鑑定書があるからといって、すべてが同じ意味ではない

一口に「鑑定書」といっても、その発行元や位置づけはさまざまです。
作家によっては公式の鑑定機関や登録委員会が存在する一方、画廊や販売会社が独自に発行している保証書の場合もあります。

確認したいポイント
・誰が発行した鑑定書・保証書なのか
・その作家について市場で一般的に認められている発行元か
・作品情報と鑑定書の内容が一致しているか
・鑑定書の発行時期や番号に不自然な点がないか


鑑定書がない作品でも査定できる場合がある

鑑定書が付属していないからといって、直ちに「価値がない」「取り扱えない」ということではありません。

サイン、作品裏面、画廊シール、展覧会ラベル、購入時資料、過去のオークション記録などから、作品の確認を進められる場合があります。
作品によっては、売却前に正式な鑑定や登録が必要になることもあります。


「来歴」は高額作品ほど重要になる

来歴とは、その作品がこれまでどのような所有者や画廊、展覧会などを経て現在に至ったかという履歴です。

購入時の領収書 / 画廊・ギャラリーのシール / 展覧会ラベル /
オークション記録 / 過去の所有者情報 / カタログ掲載歴

特に高額作品では、こうした資料が作品の信頼性を補強し、査定や売却を円滑に進める材料になることがあります。


「鑑定できます」と言うだけでは十分ではない

業者を選ぶ際には、「鑑定できます」という言葉だけでなく、

その作家についてどの機関へ確認するのか、
どのような資料を確認するのか

を具体的に説明できるかを見ることも大切です。

作品によって確認方法は異なります。
すべての作品を同じ基準で判断するのではなく、作家や作品に応じた確認手順を取れるかどうかが、専門性を見極める一つのポイントになります。


ポイント
鑑定書の有無だけで判断するのではなく、

作家ごとの真贋確認方法や来歴資料を適切に確認できる業者かどうか

を見ることが大切です。
5
相見積もりを前提に相談できるか


美術品を売却する際、複数の業者へ査定を依頼して比較する
「相見積もり」
は、決して珍しいことではありません。

特に高額作品や市場価格の幅が大きい作品では、1社だけの査定で判断せず、複数の意見を確認することが、売却条件を見極めるうえで有効な場合があります。


比較するのは「査定額」だけではない

相見積もりでは、どうしても一番高い金額に目が向きがちです。
しかし、実際に比較したいのは査定額だけではありません。

査定額 / 実物確認後の減額条件 / 出張費・手数料 /
支払方法 / 支払時期 / 作品の引取方法 /
売却を断った場合の費用


査定額の「根拠」も確認する

同じ作品でも、業者によって査定額に差が出ることがあります。
その場合は、単に「どこが一番高いか」だけでなく、

なぜその金額になったのかを説明できるか

も確認するとよいでしょう。

市場での取引例、作品の状態、技法、制作年代、来歴など、評価の根拠をある程度説明できる業者であれば、査定額の信頼性を判断しやすくなります。


即決を強く求められる場合は慎重に

「今ここで決めればこの金額です」
「今日決めないと査定額が下がります」
など、比較する時間を与えず即決を強く求められた場合は、一度冷静に条件を確認した方がよいでしょう。

特に高額作品では、数十万円、数百万円単位で差が生じることもあります。
納得できる説明と条件を確認したうえで判断することが大切です。


美術品・絵画買取センターでは相見積もりも可能です

美術品・絵画買取センターでは、他社との相見積もりを前提とした査定のご相談にも対応しています。
他社の査定額がある場合でも、それだけを基準に金額を決めるのではなく、作品内容や現在の市場相場を確認したうえで査定しています。
また、査定後に必ず売却しなければならないということは決してありません。


ポイント
相見積もりでは、単純に最も高い査定額を選ぶのではなく、

査定根拠、減額条件、費用、支払条件まで含めて比較する

ことが大切です。

6
数百万円以上の高額作品にも対応できるか


数百万円、あるいはそれ以上の評価が見込まれる美術品を売却する場合は、通常の査定とは異なる視点で業者を選ぶ必要があります。

高額作品では、単に作品知識があるだけでなく、

資金力、販路、鑑定体制、輸送や保険、支払方法まで含めた対応力

が求められます。


高額作品では「買い取れる体制」が必要

査定額を提示できることと、実際にその金額で買い取れることは別の問題です。
高額作品の場合は、業者側に十分な資金力や決済体制があるかも重要になります。

高額査定への対応実績 / 支払方法 / 支払時期 /
振込上限や決済方法 / 契約書類 / 引取時の管理体制


高く評価できる販路を持っているか

美術品の買取価格は、その業者がどのような販路を持っているかによっても変わります。
国内だけでなく、海外市場やオークション、画廊など、作品に適した販売先を選べる業者ほど評価の幅が広がる場合があります。
特に海外需要の強い作家や、国内外で取引価格に差がある作品では、販路の違いが査定額に影響することもあります。


鑑定・真贋確認まで含めて対応できるか

高額作品ほど、真贋や来歴の確認は慎重になります。
必要に応じて鑑定機関や専門家へ確認できる体制があるかどうかも、業者選びでは重要です。
「高額査定」と言うだけでなく、その作品についてどのような確認手順を取るのかを具体的に説明できるかを見るとよいでしょう。


高額作品ほど輸送・保険にも注意

数百万円以上の作品では、査定額だけでなく、作品をどのように運搬するかも重要です。
大型作品、壊れやすい作品、額装ガラスを使用した作品などは、輸送中の事故リスクもあります。
必要に応じて保険や専門輸送を利用できるか確認しておくと安心です。


美術品・絵画買取センターの高額作品対応

美術品・絵画買取センターでは、数百万円以上の高額作品についても問題なく、査定・買取のご相談に対応しています。
作品内容に応じて市場相場や販路、鑑定の必要性などを確認し、高額作品についても個別に査定を行います。


ポイント
高額作品を売却する際は、査定額だけでなく、

資金力・販路・鑑定体制・輸送・支払いまで含めて対応できる業者か

を確認することが大切です。

7
相続や法人所有の美術品にも対応できるか


美術品の売却は、個人が所有している作品だけとは限りません。
相続によって受け継いだ作品や、法人・会社が所有している美術品を売却するケースもあります。

こうした場合には、通常の買取査定だけでなく、

所有関係や必要書類、評価資料、売却までの手続き

について相談できる業者を選ぶと安心です。


相続した美術品は、まず作品の内容を整理する

相続した美術品では、所有者自身が作品について詳しくないことも珍しくありません。
作家名や作品名が分からなかったり、鑑定書や購入資料がどの作品に対応しているのか分からない場合もあります。

作家名 / 作品名 / 技法 / サイズ / サイン / 鑑定書 /
購入時資料 / 画廊シール / 箱書き・付属品 / 保存状態

すべての情報が分からなくても、作品の写真や裏面、付属資料などから確認を進められる場合があります。


「売却価格」と「相続時の評価」は同じとは限らない

相続に関係する美術品では、実際に市場で売却できる価格と、相続手続きなどで必要となる評価が
必ずしも同じ考え方になるとは限りません。

査定を依頼する際には、

売却を目的とした査定なのか、評価資料として必要なのか

を伝えておくと、相談がスムーズになります。


法人所有の美術品では書類や支払条件も確認する

会社や法人が所有する美術品を売却する場合には、
個人所有の作品とは異なり、社内手続きや会計処理の都合から見積書、契約書、買取明細などが必要になることがあります。

法人名義の見積書 / 買取明細 / 契約書 / 振込先名義 /
複数作品の一覧作成 / 搬出方法 / 支払時期

点数が多い場合や高額な資産を含む場合には、査定内容を一覧で確認できる形にしてもらえるかどうかも業者選びのポイントになります。


点数が多い場合こそ、一括で判断しない

相続品や法人所有の美術品では、絵画、版画、陶芸、彫刻など、異なる分野の作品がまとまって保管されていることがあります。

そのような場合でも、「まとめて一式」で評価するのではなく、評価が見込める作品については

作品ごとに内容や市場価値を確認してもらうこと

が大切です。


美術品・絵画買取センターでは相続・法人案件にも対応

美術品・絵画買取センターでは、相続によって取得された美術品や、法人・企業が所有する作品についても、積極的に査定・買取のご相談に対応しています。

絵画や骨とう品、贈答品など、複数のジャンルに及ぶ場合も、それぞれの分野に強い鑑定士がお品物ごとに査定を行います。


ポイント
相続品や法人所有の美術品では、

作品の査定だけでなく、資料整理や必要書類、複数作品への対応まで相談できるか

も確認しておくと安心です。


まとめ|美術品・絵画の売却先を選ぶときに大切なこと


美術品や絵画の売却先を選ぶ際は、単純に「査定額が高いかどうか」だけで判断するのではなく、

その作品を適切に評価できる専門性があるか、
そして提示された金額に納得できる根拠があるか

を確認することが大切です。

特に、著名作家の作品や高額作品では、技法、制作年代、保存状態、来歴、鑑定書、市場相場など、
さまざまな要素によって評価が変わります。

複数の業者を比較する場合も、「いくらだったか」だけでなく、

なぜその金額なのか、実物確認後に条件が変わる可能性はあるのか

まで確認したうえで判断するとよいでしょう。


1. 美術品を専門的に扱っているか
2. 作家・作品・技法について知識があるか
3. 査定額と実際の買取額に大きな差がないか
4. 鑑定書・真贋・来歴について適切に判断できるか
5. 相見積もりを前提に相談できるか
6. 数百万円以上の高額作品にも対応できるか
7. 相続や法人所有の美術品にも対応できるか


迷ったときは、査定内容の「説明」を確認する

売却先に迷った場合は、まず査定を依頼し、作品についてどのような説明があり、どのような根拠で金額が提示されるのかを確認してみるとよいでしょう。

査定額だけでは見えにくい

「作品をどこまで理解して評価しているか」

という部分も、信頼できる買取業者を選ぶための大切な判断材料になります。


美術品についてお気軽にご相談ください


作家名や作品名が分からない場合も、作品の写真をお送りいただけましたら確認いたします。

草間彌生先生のご逝去を悼んで|世界に誇る芸術家への感謝と敬意

2026.8.27

草間彌生先生のご逝去を悼んで

2026年8月27日、草間彌生先生が同年8月14日に97歳でご逝去されたことが、草間彌生美術館および一般財団法人草間彌生記念芸術財団より発表されました。

日本が世界に誇る偉大な芸術家の訃報に接し、私たちBKKC一同、深い悲しみを感じています。

「水玉」や「網目」、そして「かぼちゃ」をはじめとする独自のモチーフによって、誰にも真似することのできない芸術世界を築き上げた草間彌生先生。その作品は日本という枠をはるかに超え、世界各国の美術館やコレクターから愛され、現代美術を代表する芸術家の一人として高く評価されてきました。

しかし、私たちがあらためて感じるのは、その知名度や作品価格の高さだけではありません。


一人の日本人芸術家が、自らの表現を生涯にわたって貫き、世界の美術史に確かな足跡を残したこと。
そのこと自体が、何ものにも代えがたい偉業であったと思います。

松本から世界へ。唯一無二の芸術家・草間彌生

草間彌生先生は1929年、長野県松本市に生まれました。幼い頃から絵を描き続け、1957年に渡米。その後ニューヨークを拠点に、本格的な芸術活動を展開していきます。

無数の網目によって画面を覆い尽くす「無限の網(インフィニティ・ネット)」をはじめ、ソフト・スカルプチュア、鏡を用いたインスタレーション、ハプニングやパフォーマンスなど、当時としても極めて先鋭的な表現を次々と発表しました。

1973年に日本へ帰国した後も制作活動を続け、絵画、版画、彫刻、インスタレーションだけでなく、小説や詩など幅広い分野で創作を続けました。

やがてその評価は世界的なものとなり、世界各地の主要美術館で大規模な展覧会が開催されるなど、日本を代表するという言葉だけでは語り尽くせない、国際的な芸術家となりました。

そして今回の公式発表によれば、草間先生は亡くなる直前まで絵筆を手放すことなく、制作を続けていたとのことです。97年という生涯の最後まで、一人の芸術家として作品と向き合い続けたことに、私たちはあらためて深い敬意を抱かずにはいられません。

これほど「唯一無二」という言葉が似合う作家はいない

草間彌生先生の作品を見れば、美術に詳しい方でなくても、一目で「草間彌生の作品だ」と分かるものが数多くあります。

水玉、網目、かぼちゃ、反復する形態。一見するとシンプルにも思えるこれらの表現を、何十年にもわたって突き詰め、世界中の人々に共有される「草間彌生」という一つの芸術言語にまで昇華させた。これは決して容易に成し遂げられることではありません。

一人の作家が、生涯にわたって自身の表現を追求し、その表現が世界中で認識され、国や世代を超えて愛される存在となる。草間彌生先生が成し遂げたことは、日本美術史のみならず、世界の現代美術史においても極めて大きな意味を持つものだと感じています。

私たちが草間彌生先生の作品を取り扱えたことへの感謝

BKKCではこれまで、草間彌生先生の作品を数多く取り扱わせていただきました。原画、版画、立体作品など、一点一点の作品と向き合うたびに感じてきたのは、草間作品が持つ圧倒的な存在感です。

私たちは美術品の査定・買取という仕事をしています。仕事である以上、市場でどのような評価をされているのか、現在どの程度の価格で取引されているのかということも、当然ながら考えなければなりません。

しかし草間先生の作品を前にすると、そうした「価格」という尺度だけでは測ることのできない力を感じることが、これまで何度もありました。

何十年もの間、自らの表現を追求し続け、それでいて常に新しい作品を生み出していく。そして日本だけではなく、国籍や世代を超えて、世界中の人々が草間先生の作品に魅了されてきました。

私たちは、草間先生が現役の芸術家として制作を続けておられたその同じ時代に、美術の仕事に携わり、実際に先生の作品を数多く取り扱わせていただけたことを、大変ありがたく思っています。

作品をお譲りいただいたお客様、長い年月にわたって大切に作品を受け継いでこられた方々とのご縁を通じて、草間彌生という偉大な芸術家の作品に直接触れることができました。美術品を扱う者として、これほど幸せなことはありません。

芸術家が亡くなっても、作品は生き続ける

芸術家の生涯には、いつか終わりが訪れます。しかし、その人が遺した作品は、その後も長い時間を生き続けます。

草間彌生先生が残された膨大な作品は、これから10年、50年、100年と時代を越え、世界中の人々に見られ、語られ、次の世代へと受け継がれていくことでしょう。

私たちBKKCも、美術品を扱う立場として、その一端を担っていきたいと考えています。

草間彌生作品を単なる「高額な美術品」として扱うのではなく、一点一点の来歴、状態、技法、制作年代などを丁寧に確認し、それぞれの作品が持つ価値を正しく評価し、次の所有者へと受け継いでいくこと。それもまた、美術品の査定・買取に携わる私たちにできることの一つだと思っています。

これからも草間彌生作品を大切に取り扱ってまいります

草間先生がご逝去されたからといって、私たちの草間作品に対する向き合い方が変わることはありません。

むしろこれから先、先生が遺された作品を正しく理解し、その価値を次の世代へ伝えていくことの大切さは、さらに増していくものと考えています。

BKKCでは今後も、草間彌生先生の原画、版画、立体作品をはじめ、さまざまな作品を積極的に取り扱ってまいります。

草間作品の査定に際しては、作品の制作年代、技法、サイズ、状態、来歴、市場での取引事例などを総合的に確認し、一点一点丁寧に評価いたします。

最後に

草間彌生先生が日本の美術界、そして世界の現代美術に残された功績は、あまりにも大きなものです。

一人の芸術家が、自らにしか見えない世界を信じ、それを生涯描き続け、やがて世界中の人々がその世界を知るようになる。その歩みそのものが、ひとつの偉大な作品であったようにも感じます。

日本からこれほどの芸術家が生まれたことを、同じ日本人として誇りに思います。そして美術に携わる者として、同じ時代に草間彌生先生の作品を取り扱うことができたことに、あらためて深い感謝を申し上げます。

今後、お別れの会などで先生にお別れを申し上げる機会が設けられるのであれば、私たちもぜひ参列し、これまで作品を通じて多くのものを与えてくださった先生へ、感謝の気持ちをお伝えしたいと思っています。


草間彌生先生、本当にありがとうございました。


先生が遺された作品と精神が、これからも世界中の人々の中で生き続けていくことを願っています。


謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。


BKKC 一同

LINE友だち30,000人突破しました!

2024.12.20

LINE友だち3万人突破画像

先日、弊社のLINE友だちが3万人を突破しました。ありがとうございます。

弊社のウェブサイトをご覧になられているお客様、お取引先様のおかげです。

今後もよりご満足いただける査定・買取サービスをご提供できるよう、社員・鑑定士一同精進してまいります。

年の瀬に差し掛かりましたが、年末年始も査定は休まず受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

LINE友だち20,000人突破しました!

2022.8.11

2万人突破ありがとうございます

先日、弊社のLINE友だちが20,000人を突破しました。ありがとうございます。

ひとえに、日頃お問い合わせをいただいているお客様、お取引先様のおかげです。

今後もよりご満足いただける査定・買取サービスをご提供できるよう、社員・鑑定士一同精進してまいります。

お盆期間中も査定は休まず受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

出張鑑定会を開催いたします

2022.1.20

2月5日(土)・6日(日)、出張鑑定会を岩手県盛岡市にて開催いたします。

会場:岩手めんこいテレビ アトリウム
住所:岩手県盛岡市本宮5-2-25
開催時間:10時~17時
予約受付電話番号:0120-580-922(受付時間10時~17時)

|放映中のCM動画はこちら

 

岩手めんこいテレビ様のご協力で、1/21(金)~1月末まで約70本CM放映させていただきます。
予約制となりますので、事前にお電話にてご予約のうえお越しくださいませ。もちろん査定料は無料です。
査定額にご納得いただけた場合には、その場で現金買取も可能です。

ご自宅にある絵画や美術品など、今どのくらいの評価があるのか、お知りになる良い機会かと思いますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。


※コロナ対策には万全を期しておりますが、ご来場のお客様は必ずマスク着用でお越しくださいませ。
事前予約のない方、受付にて37.5°以上の高熱がある方、マスク着用をされない方のご入場はお断りさせていただきます。
感染状況の推移によっては、自治体・会場側からの要請により鑑定会自体が中止となる場合もございます。予めご了承くださいませ。

テレビCM放映中です

2021.4.8

久しぶりに当社のテレビCMを放映中です。

TBSテレビ「Nスタ」にて4月の毎週火曜日、15時~16時台に放映しております!

早速4月1回目の放映が終了しましたが、色々な内容のお問い合わせをいただきました。

よくあるお問い合わせは昔(バブル期)に購入した絵画や骨董品など、そろそろ整理する年になったけど、どこに相談していいか分からずそのままに…たまたまテレビCMを見て、というお客様が多いです。

また時世柄、お家に在宅する時間が増えて、整理していたらしまいっぱなしの絵が出てきて、どこかに買い取ってもらえれば…というお客様も増えてきたように感じます。

いつもはネット検索から当社を見つけてお問い合わせをいただくことが多いのですが、テレビCMや新聞広告でお問い合わせいただくお客様はあまりインターネットで積極的に情報収集される方々が多くなく、まだまだ新しいお客様との出会いがあり、少しでも当社がお役に立つことができれば…と思います。

コロナはまだ当分続いていく様子ですが、訪問査定、訪問買取をご用命いただける際には、当社スタッフも万全の対策でお伺いさせていただきます。

美術品・絵画の査定や買取について、お気軽にお問い合わせくださいませ!

オンライン契約を導入しました

2021.2.13

この度、弊社では買取契約書をオンライン化いたしました。

今までは紙の契約書を使用して、宅配買取は郵送でのやり取り、訪問買取はその場で書面へご記入、という形での契約を行っておりました。

今後は、お客様ごとに独自のURLを発行し、買取品目や買取金額をチェックしていただいたうえで、お客様情報やお振込み口座をご記入いただきます。

契約書をオンライン化することにより、弊社はもちろん、お客様にとってもメリットはございます。


 

┃お客様のメリット

①入金までの大幅な時間短縮

なによりも、これが一番のメリットです。

今までは、【作品到着→契約書を郵送→ご記入・ご返送→お振込み】という流れで、作品の到着から振込みまで約3~5日程度かかっておりました。

これをオンライン化することにより、

【作品が到着→オンライン契約書を送信→入力・送信→お振込み】

となり、最短で数分でのお振込みが可能となりました。

②非接触での取引完了

コロナ禍のご時世、複数の人の手を渡って届く書類に触るのは少し抵抗が…、郵送するのに外出しなければいけないし…という心配をお持ちの方もいらっしゃるのではないかと思います。

オンラインですと誰の手も介さず、画面上だけの入力で済むため、不必要な接触を避けて取引が完了いたします。


┃当社のメリット

①コスト削減

契約書類を郵送でお送りするためにかかっていた、複写式契約書の印刷代、郵送料(本人限定受取郵便だと料金加算)、返送用の封筒、切手代などのコストがかからないため、弊社としては「塵も積もれば山となる」的なコストカットになります。

②業務の効率化

お客様からお品物が届いて確認し、契約書を記載して郵便で送る、契約書が戻ってきたら、内容を確認して経理に回して振込み、という一連の流れでしたが、記載の手間や郵送の手間、振込みに回す手間を省くことができます。その作業に充てていた時間は他の業務を行うことができるため、業務の効率化を図ることができます。


 

オンラインでの契約ということで、セキュリティ面で不安を覚える方もいらっしゃるかと思います。

今回弊社が導入したオンライン契約システムは、Googleのクラウドサーバーを利用しております。SSL通信による暗号化がされており、大手会員サイトやEC通販事業でも使用されています。

またアカウント自体、二段階認証を設定しておりますので、不正にサーバーログインされることもありません。

コロナ禍で大変なことも多いのですが、お客様、会社の双方が便利になり、お互いにメリットがある仕組みが生まれていくのは大変喜ばしいことです。

お客様との契約を紙からオンラインに移行したいと考えていらっしゃる同業他社様異業種の会社様、それぞれ独自の仕様でシステム構築ができますので、ご興味があればお気軽にお問い合わせください。

コロナ禍の買取事情

2020.9.8

コロナが蔓延して早半年近く経ちます。

様々な業種で対応を迫られ、厳しい状況の中で日々奮闘しているというのが大方の現状ではないでしょうか。

弊社も自社開催のオークションが開催できなかったり、出張買取の件数が減ったりと、今までとは違う状況になってきているのは事実ですが、査定のご依頼や宅配買取のご依頼は今までより増えているように感じます。

このような状況になるとこれまでのビジネスの仕方を振り返り、新しい発想をもって取り組む必要性を強く感じることができて新しい「気づき」を得られたのも収穫となっております。

時代に合ったサービスを提供できる会社が生き残っていけますので、弊社も「オンラインオークション」「オンライン販売サイト」など新しい取り組みをご提供していけるように努力しております。

8月にローンチしたbkkcオンラインショップでは弊社の在庫から、選りすぐりの作品をオンラインで販売しております。

ショップオープン記念として、村上隆特集を企画しております。

まだまだ未熟なサイトですが、お探しの作品などあれば、お気軽にご連絡いただければ幸いです。

コロナの夜明けも遠くないはず、と願っております。皆様もう少し頑張っていきましょう!

※弊社に出張買取をご依頼される場合、事前の検温、マスク着用の徹底などコロナ対策は徹底しておりますのでご安心くださいませ。

 

いよいよ開催!『バンクシー展 天才か反逆者か』

2020.3.18

2020年、一番話題性が高い展覧会と言っても過言ではないバンクシー展が横浜にてスタートしました。

会期は3/15(日)~9/27(日)まで、横浜アソビルにて行われます。

2018年から、モスクワ、サンクトペテルブルク、マドリード、リスボン、香港の世界5都市を巡回し、100万人以上の人々が訪れたバンクシー展がいよいよ日本でも公開となりました。

バンクシーと言えば、イギリスを拠点とするストリートアーティストで、2000年代からその活動が注目されるようになってきました。

一躍有名になったのは、2018年10月にサザビーズオークションへ出品された「赤い風船に手を伸ばす少女」が、約1億5千万円で落札された直後、額縁に仕掛けられたシュレッダーが作動して作品が裁断されたセンセーションなニュースではないでしょうか。

その時の画像ですが、気づいて驚いている人と、気づかないで微笑んでいる人の対比が面白いですね…

今回の展示会では、オリジナル作品や版画、立体オブジェクトなど、70点以上を過去最大級の規模で見ることができるそうなので、バンクシーが好きな人も、なんとなく知っている人も、なぜバンクシーが注目され、これだけ評価の高いアーティストなのかが体感できるのではないかと思います。

ちなみに、オークションにて、最も高く落札されたバンクシーの作品はこちら↓

「Devolved Parliament」2009年制作・250×420センチの大作

2019年のサザビーズロンドンオークションで、約13億円!で落札されました。チンパンジーに占拠されたイギリス下院が描かれ、一見滑稽に見えますが、EU離脱間近のイギリスの世相を表現した作品として高く評価されました。

さて、バンクシー本人ですが、未だに素性は明かされておりません。なぜならグラフィティ(落書き)アーティストという出発点があるため、素性が明かされれば捕まってしまうからと言われています。

素性が不明だからこそ、未知なる者が生み出す作品に対しての興味や評価がより一層高まっているのかもしれません。

アートを購入して将来の投資にしたい方には、バンクシーの作品は適しているかもしれませんが、いかんせんステンシルアート(型紙にスプレーを吹き付ける)が原点のバンクシー作品には贋作も多く存在します。

本物と認められたバンクシーの作品には、バンクシー本人が所有する唯一の認証機関Pest Control (ペストコントロール) が発行するCOACertificate of Authenticity)が付属されます。

もし、バンクシーの作品と言われても飛びつかず、証明書の存在を確認するようにしましょう。

弊社でもバンクシーの作品を積極的に取り扱いしておりますので、ご売却やご購入のご相談などお気軽にお問い合わせくださいませ。

バンクシー展は昨今のコロナ騒動で、余裕を持った観覧空間を確保するという趣旨で細かく予約制限管理をされているようです。見に行かれる方は、公式サイトをご確認のうえ、お出かけくだされば幸いです。

※新型コロナウィルス感染拡大防止のため休業しておりましたが、5/30より営業再開となりました。最新情報は下記の公式サイトでご確認ください。

┃バンクシー展 公式サイト

https://banksyexhibition.jp/

TBS「グッとラック!」にて当社CMを放映いたします

2019.11.1

11月に入り、朝晩はめっきり涼しくなってきました。

11月から1か月間、美術品・絵画買取センターのテレビCMを放映することになりました!

TBSテレビ「グッとラック!」内で毎週火曜日、午前10時前後の放映予定です。

司会者は最近テレビで引っ張りだこの立川志らくさんです。

そして、この番組ポスターを制作されたのは、写実絵画で今最も人気のある作家といっても過言ではない中島健太さんが手がけています!

余白に描かれた、落書きのようにも見えるタッチの画は、東京都内の幼稚園に通う園児たちに中島健太さんが依頼して、“好きなもの”“笑顔”をテーマにクレヨンで自由に描いてもらったものだそうです。

子どもたちの絵と、見る人を優しく包み込む中島健太さんの絵が絶妙にマッチしたポスタービジュアルになっています。

これには立川志らくさんも「志らくワールドを幼稚園児の落書きで表現する、中島健太の慧眼!」と絶賛されたそうです。

もしお時間がありましたら、番組も、ついでにCMも拝見していただけると嬉しい限りです!

美術品・絵画買取センターの電車広告(都営地下鉄)掲載中です

2019.7.23

7月中旬より1ヵ月間、都営地下鉄線の窓上に弊社の広告を掲載しております。

いつもはテレビCMやラジオCM、折り込みチラシなど色々な媒体を使用しておりますが、今回は初めて電車の窓上広告を掲載してみました。

使用している路線は、弊社の最寄り駅「東日本橋」を通る都営地下鉄浅草線になります。

地下鉄浅草線は、スカイツリーのある押上駅から西馬込駅までが区間となりますが、京急線・京成線とも乗り入れしており、最長で神奈川県の三浦海岸のほうから千葉県の成田空港まで繋がっています。

できるだけ多くの方に見ていただければ嬉しいです。

最近、特に生前整理・遺品整理のお問い合わせが多く、評価が分からないまま処分してしまった、と聞くケースがよくあります。

ご親族が遺してくれたものを処分する前に一度お声がけしていただければ…と思うことも多々あり、少しでも弊社がお役に立てればと思っております。

これからお盆に向けてご家族様が集う時でもありますので、スマホから少しだけ目を上げて…断捨離の一環として思い出してくれれば大変幸いです。

長かった梅雨の明けも間近ですが、来る猛暑に負けないようどうぞご自愛くださいませ。