マリメッコとは、フィンランドのアパレル企業のことです。バッグやマグカップ、洋服など幅広い製品を扱っています。フィンランド語で「小さなマリーのためのドレス」という意味があり、マリメッコの創業者であるアルミ・ラティアの名前にちなんでいると考えられています。
マリメッコが設立されたのは、1951年です。創業者の夫であるヴィリヨの会社の製品で使うデザインをデザイナーに依頼したところ、カラフルでおしゃれなものが完成したため、このデザインを活かすために新しくマリメッコという会社を創りました。1960年にアメリカのジョン・F・ケネディ氏の妻がマリメッコのドレスを身につけた様子が雑誌に掲載されたことをきっかけに、世界的な知名度が上昇しました。
マリメッコを代表するデザインに、「ウニッコ」というものがあります。ケシの花をモチーフにした花柄で、大きな花びらと鮮やかな色合いが特徴。1964年にフィンランドのデザイナーであるマイヤ・イソラが考案し、以降マリメッコのさまざまな製品に取り入れられるようになりました。ウニッコに限らず、マリメッコで使われるデザインは大胆なものが多いのが特徴です。
マリメッコの食器類のデザインには「ウニッコ」以外にも、果物のメロンをイメージした「メローニ」や虎を描いた「カクソセット」などさまざまな種類があります。イッタラやフィンランドの航空会社であるフィンエアーのような他社とのコラボ製品のバリエーションも豊富で、コレクターからも人気のあるブランドです。