ニナス マリー・アントワネット

ニナス マリー・アントワネットとは、フランスの紅茶ブランドのことです。紅茶の茶葉を主に扱っていますが、日本の陶磁器メーカーのノリタケなどと共同で、カップ&ソーサーをはじめとしたティータイム用の食器も発表しています。ノリタケの美しいボーンチャイナをベースにした、華やかな製品が多いのが特徴です。

ニナス マリー・アントワネットの前身となったのは、1672年創業の「ラ・ディスティルリー・フレール」という会社です。フランスで初めてラベンダーのエッセンシャルオイルを抽出したことで知られており、当初はエッセンシャルオイルを取り扱う会社として事業を行っていました。ラ・ディスティルリー・フレールのラベンダーやバラのフレグランスは、マリー・アントワネットも好んで使っていたと伝わっています。

その後、エッセンシャルオイルやフレグランスの製造で培った技術を活かし、紅茶の生産を手掛けるようになりました。現在は紅茶の茶葉のほか、ティーバッグや紅茶と合うお菓子の販売も手掛けています。

食器を発表するきっかけになったのは、2017年にパリにあるニナス マリー・アントワネットのお店の地下室で、マリー・アントワネットの庇護を受けた窯の作品のコレクションが発見されたことです。そして1年以上もの開発期間を経て、製品として発表されました。緩やかな曲線やかわいらしい小花柄をあしらったデザイン、愛らしいピンク色などが魅力で、ティータイムを華やかに彩る作品です。