文化勲章

文化勲章は、日本国政府が、文化・芸術分野で優れた業績を上げた個人や団体に対して授与する最高の栄誉の一つです。美術品においては、美術家や美術関係者、美術館などが受賞対象となります。

文化勲章は、昭和24年に制定された勲章令によって創設されました。授与対象者は、文化・芸術分野において優れた功績を残し、国際的にも高い評価を得ている人物や団体に限定されています。受賞者には、勲章、記念品、副賞金が授与されます。

美術品における文化勲章は、美術界に多大な貢献をした人物や団体に対して授与されます。例えば、日本画の大家である横山大観や現代アートでは草間彌生、建築家の安藤忠雄、美術評論家の小林秀雄などが受賞しています。また、美術館や博物館に対しても、収蔵品の充実や展示の充実など、美術分野に貢献した業績に対して授与されることもあります。