アルミニアとは、1862年にデンマークの首都であるコペンハーゲンで設立された陶磁器メーカーのことです。特に、錫を含む釉薬を使って作る白い陶器「ファイアンス焼き」の生産で知られています。一時は同じくデンマークの陶磁器メーカーであるロイヤル・コペンハーゲンを買収し、親会社になっていました。
アルミニアを創業したのは、フィリップ・ショウという人物です。1884年に、当時経営難に陥っていたロイヤル・コペンハーゲンを吸収合併しました。1969年までは自身のブランドと独自のバックスタンプを維持していましたが、その後ブランド名がロイヤル・コペンハーゲンに統合されます。現在はアルミニアのバックスタンプが付けられる製品は作られておらず、貴重なヴィンテージ品になっています。
アルミニアの製品の特徴は、北欧らしいあたたかみのあるデザインを取り入れているところです。アルミニアのアートディレクターであったニルス・トーソンは、ロイヤル・コペンハーゲンで活動していた陶芸家やデザイナーに声をかけ、さまざまな製品を生み出しました。主なデザイナーは、クヌ・クイーンやジーン・グルットです。
粘土の質感を感じる厚手の器と、低温焼成によって作られる深みのある発色も、アルミニアの特色として挙げられます。ナチュラルな美しさも、人気の理由のひとつです。代表的なシリーズには、若手女性デザイナーが手掛けた「テネラ」、魚や幾何学模様をデザインに取り入れた「バッカ」などがあります。

