印象派

印象派とは、19世紀後半(1860年代)のフランスで始まった絵画を中心とした芸術運動で、描く対象の空気感や、まわりの光を捉えようとした手法です。印象主義とも呼ばれています。

印象派の芸術運動の名前はクロード・モネの作品「印象 日の出」に由来します。この作品がパリの風刺新聞ル・シャリヴァリで批評家ルイ・ルロワに皮肉交じりに記事に取り上げられたことが切っ掛けに「印象派」という新しい言葉が生まれました。

4人の画家(クロード・モネ、オーギュスト・ルノワール、アルフレッド・シスレー、フレデリック・バジール)が同じアカデミーで出会ったのをきっかけに始まりました。その後、ポール・セザンヌ、エドゥアール・マネ、アルマン・ギヨマン、カミーユ・ピサロ等も印象派の活動に参加します。

印象派の芸術運動は、当初、批評家の間では酷評されていました。しかし一般の人々からは好感をもたれ、次第に富裕層を中心に人気が広がって行きました。その後、販路が拡大したことで、フランスのサロンにも受け入れられるようになりました。

印象派の絵画の特徴としては、新しい描画アングル、戸外制作。時間と空間による光の質の正確な描写などが挙げられます。

印象派作家

クロード・モネ、オーギュスト・ルノワール、アルフレッド・シスレー、フレデリック・バジール、ポール・セザンヌ、エドゥアール・マネ、アルマン・ギヨマン、カミーユ・ピサロ、ゴッホ、ゴーギャン等。