水墨画

水墨画とは、墨で表現される墨絵(すみえ)の代表的画法。墨一色で、ぼかし、にじみ、かすれ等を使って明暗、濃淡を表す絵画。墨と水の芸術です。
中国唐代中期にはじまり、日本には鎌倉時代に伝来しました。

中国の代表的水墨画家

・牧谿(もっけい)南宋の僧・画家/作品「観音猿鶴図」「煙寺晩鐘図」等
・梁楷(りょうかい)南宋の画家/作品「出山釈迦図」「雪景山水図」等
・玉澗(ぎょくかん)南宋の画家/作品「廬山図」「瀟湘八景図」等
・徐渭(じょい)明代の文人・画家/作品「花卉雑画巻」等
・八大山人(はちだいさんじん)明代末期から清代初期の画家・書家・詩人
・鄭燮(ていしょう)清代の画家・書家/作品「蘭と竹」「竹」等

日本の代表的水墨画家

・吉山明兆(きつさん みんちょう)室町時代の画僧
・如拙(じょせつ)南北朝時代から室町時代の画僧
・周文(しゅうぶん)室町時代画僧/作品「水色巒光図」「竹斎読書図」等
・雪舟(せっしゅう)室町時代の画僧/作品「秋冬山水図」「山水図」等
・狩野正信(かのう まさのぶ)室町時代の絵師。狩野派の祖。
・狩野元信(かのう もとのぶ)室町時代の絵師/作品「四季花鳥図」等
・長谷川等伯(はせがわ とうはく)安土桃山時代から江戸時代初期の絵師。
    代表作「松林図屏風」は日本水墨画の最高傑作として知られています。