草間彌生は、日本の芸術家のことです。1929年に、長野県松本市で生まれました。幼いころから悩んでいた幻覚・幻聴から逃れるため、その幻覚や幻聴を絵にし始めたとされています。1948年に松本高等女学校を卒業した後は、京都市立美術工芸学校(現:京都市立美術工芸高等学校)に編入して日本画を学びました。
卒業後は日本画壇の保守的な風潮に辟易して、実家に戻ります。1952年に松本市で初めての個展を開き、1954年には東京で4回個展を開きました。1957年にアメリカに渡ると、絵画や立体作品の制作、過激なパフォーマンスなどを行い、1960年代には「前衛の女王」と呼ばれるようになります。1973年に日本に帰国した後は、作品を制作しながら朝日賞・紺綬褒章・旭日小綬章など数々の賞を受賞しました。
草間彌生の作品の特徴は、水玉模様や網目模様をたくさん都市入れているところです。子どもの頃に幻覚を見た経験から作られ、水玉や網目を反復・増殖させることで自身の世界を表現しています。表現方法の種類も豊富で、絵画や彫刻だけでなく、インスタレーション、パフォーマンス、小説などの分野でも作品を発表しています。
草間彌生の代表的な作品は、黄色い巨大なカボチャに黒の水玉模様を描いた『南瓜』です。ほかにも平面作品の『無限の網(インフィニティ・ネット)シリーズ』、インスタレーション作品の『トラヴェリング・ライフ』、小説の『マンハッタン自殺未遂常習犯』や『聖マルクス教会炎上』などがあります。