籔内佐斗司 「牛頭大王之面」

2025.9.12

籔内佐斗司 牛頭大王之面

籔内佐斗司「牛頭大王之面」を買取させていただきました。

技法:ブロンズ
限定部数:80部

「牛頭大王」とは、日本の仏教的伝承や民間信仰において、地獄の番人・裁判官的な役割を担う鬼神であり、「牛の頭を持つ王」とされます。閻魔大王の配下で、死者の罪を審判する十王のひとりとしても知られます。
籔内氏は、仏教や日本的信仰をモチーフにした造形を、現代的でユーモラスなタッチで再構築することで知られています。本作でも、恐怖の対象である牛頭大王を、力強さと愛嬌が共存するデフォルメ表現で造形。ブロンズの重量感とマットな質感を活かしながら、感情豊かな目つきや、躍動感あるフォルムにより、伝統と現代性が融合した独自の世界観を作り上げています。

精一杯の査定額にてご売却いただきました。