美術品を売却するのは、多くの方にとって初めての経験です。
「何から始めればいいのか分からない」「失礼にならないか不安」
そう感じるのは、決して珍しいことではありません。
このページでは、初めて美術品買取を検討する方に向けて、
■査定の基本的な流れ
■事前に準備しておくと安心なもの
■実際によくある質問とその考え方
を、順を追って分かりやすくまとめます。
美術品買取とはどんなものか
美術品買取とは、絵画・掛軸・骨董品・工芸品・現代アートなどを対象に、市場価値や状態を踏まえて価格を評価し、売却することを指します。
重要なのは、「作品の価値=必ず高額」という単純な話ではなく、需要・状態・流通性を含めた総合判断になる点です。
美術品査定の基本的な流れ
初めての方でも安心できるよう、一般的な流れを整理します。
1. 相談・問い合わせ
まずは、電話・メール・LINE査定などで相談します。
この段階で伝えると良い情報
■分かる範囲のジャンル(絵画、骨董、現代アートなど)
■点数の目安
■サイズが大きいかどうか
■出張・宅配の希望有無
この時点で売却を決めている必要はありません。
2. 事前確認・簡易査定
写真や簡単な情報をもとに、
市場性やおおよその評価方向性を確認します。
■売却可能かどうか
■出張・宅配どちらが適しているか
■追加で必要な情報
を整理する段階です。
3. 実査定(出張・宅配など)
実物を確認し、以下を総合的に評価します。
■作家・制作背景
■技法・素材
■保存状態
■市場動向・需要
その場で説明を受けながら進むため、不明点は遠慮なく確認できます。
4. 査定結果の説明・検討
提示された査定額について、
■なぜその価格になるのか
■プラス・マイナス要因
■今回は見送る選択肢があるか
を確認し、納得できた場合にのみ売却へ進みます。
5. 成約・お支払い
条件に合意すれば成約となり、現金・振込など、事前に案内された方法で支払いが行われます。無理に即決する必要はありません。
事前に準備しておくと安心なもの
すべて揃っていなくても問題ありませんが、あると査定がスムーズです。
分かる範囲の作品情報
■作者名(不明でも可)
■購入先・入手経緯
■制作年代の目安
付属品・資料
■箱・黄袋・額
■証明書・領収書
■展覧会図録・DM
※無い場合でも、マイナス評価になるとは限りません。
写真(事前相談用)
■作品全体
■サイン・落款
■裏面やラベル
■気になる傷や汚れ
よくある質問(FAQ)
初めての方から特に多い質問をまとめます。
査定だけでも大丈夫ですか?
はい。査定・相談のみでも問題ありません。
売却を前提としない相談も一般的です。
価値があるか分からない物でも相談できますか?
可能です。判断が難しい物ほど、専門家に確認する意味があります。
汚れや傷があっても売れますか?
状態によりますが、傷があっても評価対象になる作品は多くあります。
自己判断で手を加えず、そのまま相談するのが安全です。
相続や整理途中でも相談できますか?
問題ありません。点数が多い場合や判断がつかない場合こそ、早めの相談がおすすめです。
流れを知ることが、安心につながる
初めての美術品買取で大切なのは、
-
事前に全てを揃えようとしないこと
-
分からない点を正直に伝えること
-
納得してから判断すること
です。
査定の流れを理解しておくだけで、不安や迷いは大きく減ります。

