帖佐美行「梅香」
この作品について
種類
金工・香合
金工・香合
付属品
共箱
共箱
「梅香」は、日本を代表する彫金家・帖佐美行(ちょうさ よしゆき)による金工の香合です。円形の蓋には梅の花が大きく表現され、金属の光沢と落ち着いた色調が調和した、優美で格調高い作品です。
帖佐美行(1915~2002)は、鹿児島県出身の彫金家です。小林照雲や海野清に師事して彫金技術を学び、日展を中心に活躍しました。1954年と1955年に日展特選を受賞し、その後、日本芸術院賞を受賞。1974年には日本芸術院会員となり、1993年には文化勲章を受章しました。伝統的な金工技術を基礎としながら、自然や生命の美しさを独自の造形で表現した作家として知られています。
本作の蓋には、五弁の花びらを広げた梅の花が中心に配され、その周囲にも複数の花が重なるように表現されています。花弁の柔らかな曲線と、中心部分の細かな彫金表現が対照的で、金属という硬質な素材から自然の生命感を引き出しています。
作品、共箱の状態も良く、現在の相場などを総合的に評価し、精一杯の査定額をご提示のうえ、ご売却いただきました。

