松尾敏男「寒牡丹」
この作品について
技法
日本画
日本画
サイズ
8号
8号
付属品
共シール
共シール
「寒牡丹」は、日本画家・松尾敏男が冬に咲く牡丹を題材に描いた日本画作品です。藁囲いの下で花を咲かせる白と紅色の牡丹が、柔らかな色彩と繊細な筆致によって表現されています。冬の静けさのなかに花の生命力を感じさせる、気品ある作品です。
松尾敏男(1926~2016)は、長崎県出身の日本画家で、院展を中心に活躍しました。花鳥画や風景画、人物画など幅広い題材に取り組み、伝統的な日本画の技法を基礎としながら、独自の色彩感覚と写実的な観察に基づく表現を追求しました。2012年には文化勲章を受章し、戦後の日本画壇を代表する画家の一人として高く評価されています。
牡丹は古くから富貴や繁栄を象徴する花として親しまれ、日本画においても重要な画題の一つです。なかでも寒牡丹は、華やかな花の姿と冬の静寂が共存する題材であり、季節感を大切にする日本画ならではの魅力が感じられます。本作にも、自然を丁寧に観察し、その一瞬の美しさを捉えようとする松尾敏男の感性が表れています。
日本画は、全般的に相場が下落傾向ではありますが、現在の市場相場などを踏まえ、精一杯の査定額をご提示のうえ、ご売却いただきました。

