ジョルジュ・スーラとは、フランスの画家のことです。1859年にパリで中産階級の家庭に生まれ、1878年に国立美術学校に入学しました。兵役のため一時的に学校を離れましたが、1883年にはサロンに素描が1点入選します。その後も1884年のアンデパンダン展、1886年の第8回印象派展など、さまざまな展示会に作品を出品しました。
性格は内省的で、私生活について話すことはほとんどなかったとされています。1890年には内縁関係にあった女性との間に子どもをもうけていますが、ジョルジュ・スーラの母親はそのことをしばらく知らなかったようです。1891年に31歳の若さで亡くなりましたが、彼の死因は明らかになっておらず、肺炎や感染性の狭心症、粘膜感染症であるジフテリアなどが考えられています。
ジョルジュ・スーラの作品の特徴は、点描技法を用いているところです。絵の具をパレットで混ぜず、小さな点をキャンバスにいくつも並べることで、見る人の目で色が混ざる「視覚混合」という効果を生み出しました。「赤と青」や「青とオレンジ」のような、お互いを引き立て合う色(補色)を隣同士に配置して、それぞれの色をより強調されるように見せるなど、光や色の法則をよく計算した構図になっています。
代表的な作品は、セーヌ川のほとりで夏の日を過ごす人たちを描いた『グランド・ジャット島の日曜日の午後』、川で水浴びをしている人たちを描いた『アニエールの水浴』、サーカスの一場面を描いた『サーカス』などです。
