
富永直樹のブロンズ像「バラと少女」を買取させていただきました。
富永直樹は、戦後日本彫刻界を代表する具象彫刻家のひとりで、人物彫刻を得意とし、多くの公共モニュメントも手がけました。
こちらの作品は、髪や衣服、バラの花びらに至るまで、細部の仕上げが非常に丁寧であり、金属とは思えないような柔らかな質感が表現されています。光の当たり方により表情が変わるのも、ブロンズならではの美しさです。
富永作品のなかでも、人物像の魅力が際立つ作品群のひとつであり、技巧と人間への温かいまなざしが共存しています。
精一杯の査定額にてご売却いただきました。