
富永直樹のブロンズ像「フラメンコ」を買取させていただきました。
富永直樹は、戦後日本彫刻界を代表する具象彫刻家のひとりで、人物彫刻を得意とし、多くの公共モニュメントも手がけました。
こちらの作品は、スペインの伝統舞踊であるフラメンコの一瞬を捉えた作品で、片腕を大きく掲げ、もう一方の手を胸に添えた姿勢は、情熱と誇りを体現しています。
今まさに舞踏の途中であることを感じさせる「動」の瞬間を、ブロンズで「静」に封じ込める。その緊張感が見る者を引き込む要素となっています。
精一杯の査定額にてご売却いただきました。