千住博「ウォーターフォール」
この作品について
千住博は、日本画の伝統的な素材や技法を用いながら、現代的な感覚による作品を発表し、国内外で高い評価を受けている日本画家です。なかでも「ウォーターフォール(滝)」は千住博の代名詞ともいえる代表的なシリーズで、現在の美術市場においても特に人気の高いモチーフです。
本作「ウォーターフォール」は、2001年に制作された限定150部のシルクスクリーンです。深く澄んだ青の空間を背景に、画面上部から白い水が勢いよく流れ落ち、滝壺で水しぶきとなって広がる瞬間が描かれています。
余分な要素をほとんど描かず、「水が落ちる」という自然現象そのものに焦点を当てた構成が印象的です。静かな青の背景と、垂直に落下する白い滝との鮮明なコントラストによって、静寂と躍動、重力と水の生命力という相反する感覚が一つの画面の中に表現されています。
千住博作品の査定では、作品の技法や制作年代、限定部数、保存状態などに加えて「どの図柄であるか」が重要な評価ポイントになります。特にウォーターフォールは千住博を象徴する代表的なモチーフであり、国内外で広く認知されていることから、版画作品についても安定した需要があります。
本作はその代表的なウォーターフォールを正面から捉えた構図で、2001年制作・限定150部という条件も含め、千住博の版画作品の中でも比較的評価のしやすい作品です。作品の発色や紙の状態、サイン、エディションなどを確認し、現在の市場相場を踏まえた査定額をご提示のうえ、ご売却いただきました。

