
加山又造の版画「蝶」を買取させていただきました。
技法:銅版画(メゾチント・ビュラン)
限定部数:195部
制作年代:1986年
画面中央の蜘蛛の巣は円形に放射状に広がり、その中に捉えられた蝶と、忍び寄る蜘蛛。絵でありながら“時間の進行”が感じられるほどの物語性が宿っています。
蝶は日本画においてしばしば「儚さ」「美しさ」「生命の循環」の象徴として描かれ、加山の作品でも、美と死、生と無常のテーマが表現されています。
精一杯の査定額にてご売却いただきました。
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