ジョルジュ・ブラック

ジョルジュ・ブラックとは、フランスの画家のことです。スペイン出身の画家であるパブロ・ピカソと共に、キュビスムを創始しました。1882年に生まれ、1897年頃から約2年間、フランスの高等美術学校で絵を学びました。1900年からパリに住み、兵役についたり美術アカデミーに通ったりしながら絵画制作を続けます。

1909年にパリのサロンへ作品を出品したことをきっかけに、キュビスムの作品に注目が集まるようになります。モスクワやニューヨーク、ミュンヘンなどでも作品が展示され、キュビスムは世界的に広まりました。

しかし第一次世界大戦が勃発してジョルジュ・ブラックが出征すると、ピカソとの共同制作は行われなくなります。出征から帰国した後、1917年に作品の制作を再開し、2年後には画廊で個展も開きました。1920年代には落ち着いた静物画を描いたり、豊かな色彩を用いたりして、作風が変化します。1963年8月に、パリで亡くなりました。

ジョルジュ・ブラックの作品の特徴は、幾何学的な構成と静穏な空間表現です。対象を複数の角度から見た姿を1つの画面に再構成する手法を用い、楽器・果物・テーブルなどを対象に秩序と調和を意識した画面構成で作品を描きました。

主な作品は、ビリヤード台が折れ曲がって見えるのが特徴的な『ビリヤード台』、キューブのような幾何学的な形のモチーフを多用した『レスタックの家』、抽象化された鳥のモチーフを取り入れた晩年のシリーズ作品『鳥』などです。