サインが読めない・箱書きがある―査定額に影響する情報の整理法

2026.2.5

サインと箱書きで変わる査定のポイント2つ|読めない場合の正しい整理方法

絵画や美術品の査定相談を受けていると、「サインがあるけれど読めない」

「木箱に何か書いてあるが、意味が分からない」というケースは非常に多く見られます。

結論から言うと、サインや箱書きは、読めなくても価値がないわけではありません。むしろ、正しく整理し、適切に伝えることで、査定の精度や納得感が大きく変わる重要な情報です。

ここでは、サインや箱書きが査定にどう影響するのか、そして売却前にやっておくべき情報整理の考え方を詳しく解説します。


サインが読めない=評価できない、ではない

まず誤解されがちなのが、「サインが読めないと価値が下がるのでは?」

という不安です。

確かに、作家名が明確に特定できれば査定はスムーズになります。しかし、美術品の評価はサインだけで決まるものではありません。

査定では、以下のような要素を総合的に見ています。

■ 筆致・構図・色使いなど、作品そのものの特徴

■ 技法や画材、制作年代の推定

■ 市場における作風の位置づけ

■ 同作家・同系統作品の流通実績

そのため、サインが崩し字で読めない場合や、判別が難しい場合でも、作品自体から作家像を推定できるケースは多く存在します。

無理に自分で読もうとしたり、ネット検索で断定してしまうよりも、「読めないサインがある」という事実をそのまま伝えることが、結果的に正確な査定につながります。


サインの位置・書き方も重要な情報

サインがある場合は、読める・読めないに関わらず、次の点が重要です。

■ 作品表か裏か

■ 絵の具で描かれているか、鉛筆・ペンか

■ 漢字・ひらがな・ローマ字か

■ フルネームか、略号・号のみか

これらは、作家の制作時期や制作意図を判断する手がかりになります。

特に日本画・洋画問わず、時代によってサインの表記が変わる作家も多く、位置や書体だけで年代を推測できることもあります。


箱書きがある場合は「内容」より「存在」が重要

箱書き(共箱・合わせ箱など)がある場合、「何と書いてあるか分からないから意味がない」と思われがちですが、これは大きな誤解です。

箱書きは、以下の点で査定に影響します。

■ 作家本人が書いた可能性がある

■ 作品名・号数・制作背景が記されていることがある

■ 作品が丁寧に扱われてきた証拠になる

たとえ文字が読めなくても、箱がオリジナルで残っている事実自体が評価対象になります。

特に日本画や掛軸、工芸作品では、箱の有無によって査定額に差が出るケースも少なくありません。


自分で箱書きを消したり、書き直すのはNG

よくある失敗として、次のような行動があります。

■ 汚れているからと箱書きを拭いてしまう

■ 読めない文字をなぞって書き直す

■ 箱が古いから新しい箱に入れ替える

これらは、査定上マイナスになる可能性が高い行為です。

箱書きや箱の経年変化は、作品の履歴の一部です。

たとえ汚れや傷があっても、現状のまま保存することが最も価値を保つ方法です。


売却前に整理しておくとよい情報

サインや箱書きが読めない場合でも、次の情報があると査定がより正確になります。

■ いつ頃入手したか(購入・相続・贈答など)

■ 購入場所(画廊・百貨店・知人など)

■ 展覧会出品歴があるかどうか

■ 同時に入手した作品や資料の有無

これらは、作家特定や市場評価を補完する重要な手がかりになります。

完璧に揃っていなくても問題ありません。思い出せる範囲で十分です。


「分からない」は、正しい情報のひとつ

査定において最も大切なのは、分からないことを、分からないまま伝えることです。

■ サインが読めない

■ 箱書きの意味が分からない

■ 作家名に確信が持てない

これらは決してマイナス情報ではなく、専門家が検証すべき前提条件です。

自己判断で断定せず、現状をそのまま共有することで、後悔のない査定・売却につながります。


情報整理は「正確さ」より「誠実さ」

サインや箱書きは、美術品の価値を裏付ける大切な要素です。

しかし、読めないからといって価値が下がるわけではありません。

大切なのは、手を加えず、分かる範囲の情報を丁寧に整理し、正直に伝えること。

それが、査定額だけでなく、「この売却でよかった」と思える納得感を生み出します。


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絵画買取でよくある失敗7選|安く売ってしまう人の共通点

2026.1.30

絵画を売却したあと、

「もっとちゃんと調べておけばよかった」

「急いで決めてしまった」

と感じる方は、決して少なくありません。

多くの場合、後悔の原因は絵画の価値を知らなかったことではなく、判断の過程で起きた小さな見落としにあります。

ここでは、実際によく見られる「安く売ってしまう人に共通する7つの失敗」を整理し、同じ後悔を繰り返さないための考え方をお伝えします。


失敗①|「古い=価値がない」と決めつけてしまう

片付けや整理の場面で多いのが、見た目の印象だけで価値を判断してしまうケースです。

■ 色あせているから安いはず

■ 古い額に入っているから価値が低い

■ 昔の家にあったから高くない

こうした判断は、必ずしも正しくありません。

古いこと自体が評価につながる作品も多く、見た目だけで結論を出してしまうと、本来の評価機会を逃してしまいます。


失敗②|自己判断で掃除や修復をしてしまう

善意から行った行動が、結果的に評価を下げてしまう例も少なくありません。

■ 表面の汚れを拭き取る

■ 剥がれそうな部分を補修する

■ ガラスや額を交換する

こうした行為は、オリジナルの状態を損なったと判断される可能性があります。

状態が気になる場合ほど、何もせず、そのまま相談する方が安全です。


失敗③|価格だけで即決してしまう

提示された金額だけを見て、十分な説明を受けないまま売却を決めてしまうと、

■ なぜその価格なのか分からない

■ 他の選択肢があったのではと後悔する

といった気持ちが残りやすくなります。

重要なのは、価格の背景にある理由を理解することです。


失敗④|比較の仕方を間違えてしまう

相見積もり自体は悪いことではありませんが、比較の軸が「金額だけ」になってしまうと注意が必要です。

■ 説明がほとんどない

■ 判断を急かされる

■ 質問しづらい雰囲気

こうした状況では、たとえ金額が高くても、後悔につながる可能性があります。


失敗⑤|売る目的を整理しないまま進める

売却の目的が曖昧なままだと、判断がぶれやすくなります。

■ 早く現金化したいのか

■ 納得感を重視したいのか

■ 家族との合意が必要なのか

目的が整理されていないと、「結果として何を優先したのか分からない」という後悔につながりがちです。


失敗⑥|「今しかない」と思い込んでしまう

「今売らないと価値が下がるのでは」と不安になり、十分に考えず決断してしまうケースも見られます。

しかし、絵画の価値は、短期間で急激にゼロになるものではありません。

状態や市場を確認したうえで、売却時期を検討する余地はあります。


失敗⑦|相談すること自体をためらってしまう

最後に多いのが、

「価値がなかったら恥ずかしい」

「相談するほどのものではない」

と感じて、何もせずに終わってしまうケースです。

■ 判断材料がないまま処分してしまう

■ 後から価値を知って後悔する

こうした失敗は、一度相談していれば防げた可能性が高いものです。


安く売ってしまう人に共通する考え方

ここまでの失敗例を振り返ると、共通しているのは次の点です。

■ 判断を急いでしまう

■ 情報を整理する前に結論を出す

■ 一人で抱え込んでしまう

絵画売却は、知識よりも「進め方」が結果を左右します。


失敗を知ることが、後悔を防ぐ近道になる

絵画買取で後悔しないためには、

■ 見た目や印象だけで判断しない

■ 自己判断で手を加えない

■ 価格の理由を理解する

■ 判断を急がない

この基本を押さえるだけで、売却の満足度は大きく変わります。


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作品を掃除していい?やってはいけない手入れと保管のコツ

2026.1.29

絵画を売却しようと考えたとき、多くの方が最初に悩むのが「少し汚れているけれど、掃除した方がいいのだろうか?」という点です。

結論からお伝えすると、自己判断で掃除や手入れを行うことは、基本的におすすめできません。

善意で行った行動が、結果として作品の価値を下げてしまうケースは、実務の現場でも少なくありません。


なぜ「掃除しない方がよい」のか

絵画は、家具や日用品とは異なり、表面そのものが価値の一部になっています。

■ 絵具の層

■ 画面の質感

■ 経年変化を含めたオリジナル性

これらは非常に繊細で、一度手を加えると元に戻すことができません。

そのため、「きれいにしたい」という気持ちが、逆に評価を下げる原因になることがあります。


やってはいけない手入れ①|表面を拭く

最も多いNG行動が、布やティッシュで表面を拭いてしまうことです。

■ 乾いた布で軽く拭く

■ ティッシュやキッチンペーパーを使う

■ ほこりを払うつもりで触る

これらの行為でも、絵具の剥落や表面の摩耗が起きる可能性があります。

特に油彩や日本画は、見た目以上にデリケートです。


やってはいけない手入れ②|洗剤・アルコールを使う

汚れが気になる場合に、洗剤やアルコールを使ってしまう例も見られます。

■ アルコールシートで拭く

■ ガラスクリーナーを使う

■ 水拭き・濡れ布巾で拭く

これらは、変色・溶解・表面破壊を引き起こす可能性があり、査定上は大きなマイナス評価につながります。


やってはいけない手入れ③|破損部分を自己修復する

破れや剥がれを見つけた際に、つい補修してしまうこともあります。

■ テープで留める

■ 接着剤を使う

■ 裏から紙を貼る

これらはすべて、不適切な修復跡として扱われる可能性が高く、修復前より評価が下がるケースもあります。


額やガラスの扱いにも注意が必要

作品そのものだけでなく、額装の扱いにも注意が必要です。

■ 額から無理に外す

■ ガラスを交換する

■ 留め具を外してしまう

額は、作品の来歴や展示状況を示す要素になることもあり、現状のまま保つことが基本です。


掃除の代わりに「やってよいこと」

では、何もしなくてよいのかというと、そうではありません。

■ 触らずに状態を確認する

■ ほこりが付かない場所に移動する

■ 直射日光や湿気を避ける

これらは、価値を守るための行動として有効です。


絵画の保管で気をつけたいポイント

売却まで時間がある場合は、保管環境を整えることが重要です。

■ 直射日光が当たらない場所

■ 湿気の少ない環境

■ 温度変化の少ない部屋

とくに、押し入れ・床下・窓際などは、カビや劣化の原因になりやすいため注意が必要です。


立て掛け・重ね置きは慎重に

一時的な保管であっても、

■ 壁に直接立て掛ける

■ 複数枚を重ねる

場合は、倒れや圧迫による破損リスクがあります。

クッション材を挟む、安定した場所に置くなど、物理的なダメージを防ぐ工夫が必要です。


不安があるときは「触らず相談する」

状態や扱いに不安がある場合は、何もせずに相談するのが最も安全です。

■ この汚れは問題ないのか

■ このまま保管して大丈夫か

■ 早めに対応した方がよいか

こうした判断は、専門家の視点を入れることで、後悔のリスクを大きく減らすことができます。


手を加えないことが、最良の手入れになる

絵画に関しては、

■ 自己判断で掃除しない

■ 洗剤・アルコールを使わない

■ 修復しない

■ 環境だけ整える

これが、価値を守るための基本姿勢です。

「きれいにしたい」と思ったときほど、一度立ち止まることが、結果的に最も良い選択になることがあります。


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絵画を売る前に確認すべき10のこと

2026.1.29

絵画の売却で後悔が起きやすいのは、「急いで決めた」「情報が揃っていなかった」「比較の観点がズレていた」の3つが重なった時です。

ここでは、買取相談でも特に重要になる10項目を、チェックリスト形式で整理します。1つずつ確認すれば、査定の精度と納得感が大きく上がります。


1. 作品の「作者情報」を整理する(分からなくてもOK)

まずは、分かる範囲で構いません。作者名が曖昧でも、手がかりがあれば評価の糸口になります。

■署名(サイン)・落款の有無

■作品名、制作年(分かれば)

■購入先(画廊、百貨店、美術展、作家本人など)

■受け取った経緯(相続、譲渡、贈答 など)

ポイント:分からない部分は「不明」として大丈夫です。推測で埋めるより、正直に伝えた方が査定が正確になります。


2. 来歴(プロヴナンス)につながる資料を探す

「どこから来た作品か」を示せると、信用性が上がり、評価が安定しやすくなります。

■購入時の領収書、請求書、納品書

■展覧会図録、個展DM、カタログ

■画廊の証明書、作品証明書(COA)

■過去の鑑定書・登録書類(作品による)

注意:証明書が無いからダメ、ではありません。ある場合に“プラス材料”になりやすい、という位置づけです。


3. 付属品(共箱・黄袋・額・シール類)を揃える

特に日本画・掛軸・茶道具周辺では付属品が評価に影響することがあります。絵画でも同様に、関連物が“作品情報”になります。

■共箱、箱書き、黄袋(ある場合)

■額装の有無(額も含めて評価になるケースあり)

■裏板・ラベル・シール(展覧会・画廊ラベル等)

ポイント:額は「高級=必ずプラス」ではなく、作品との相性や状態で評価が変わります。無理に手を加えないのが安全です。


4. 状態チェックは「修復しない」が基本

売る前に綺麗にしたくなるのですが、自己判断のクリーニングや補修はリスクがあります。

確認したい代表ポイント

■シミ、ヤケ(変色)、カビ

■剥落、ひび割れ、絵具の浮き

■破れ、折れ、たわみ

■額の傷、ガラスの割れ、留め具の不具合

NG例:アルコール・洗剤で拭く/表面を強く擦る/テープで補修する

→ 表面を傷めると、取り返しがつかないことがあります。


5. 「サイズ」と「技法」を把握する(ざっくりでOK)

査定時には、サイズ・技法が分かると話が早くなります。厳密でなくても、目安で十分です。

■サイズ(縦×横、額込み/作品のみ)

■技法:油彩、水彩、日本画、版画、アクリル、ミクストメディア等

■支持体:キャンバス、紙、板、絹本 など

ポイント:版画は「エディション番号(例:12/100)」や「直筆サイン」の有無が重要になることがあります。


6. 「保管・搬出の動線」を先に考える

売却の失敗は価格だけでなく、「運び出しの事故」で起きることもあります。

大きい作品ほど先に確認が必要です。

■玄関・廊下・階段・エレベーターを通るか

■額が大きい、ガラスが重い、立体的で壊れやすい など

■梱包材が必要か(角当て、エアキャップ、箱)

ポイント:搬出に不安がある場合は、出張査定の段階で相談しておくと安全です。


7. 「売る目的」と「譲れない条件」を決める

査定額だけで判断するとブレやすいので、先に自分側の軸を決めておくと後悔が減ります。

例)

■早く現金化したい(スピード重視)

■できるだけ高く(比較・タイミング重視)

■家族の合意が必要(説明の材料重視)

■まとめて整理したい(手間削減重視)

ポイント:「いつまでに」「最低限の希望」「手放す優先順位」をメモしておくと、相談がスムーズです。


8. 比較するなら「価格以外」の比較軸を持つ

相見積もり自体は悪いことではありません。ただし、比較の観点が価格だけだと、トラブルや不満につながることがあります。

チェックしたい比較軸

■査定根拠の説明があるか(市場・状態・作家評価など)

■連絡の速さ、言葉遣い、対応の丁寧さ

■出張/宅配の手順が明確か、費用負担が明確か

■キャンセル時の扱いが分かりやすいか

■個人情報・機密の扱い(法人・相続案件は特に)


9. 「写真」を適切に撮る(LINE査定・事前相談の精度が上がる)

写真が揃うと、事前の見立てが正確になりやすく、やり取りの回数も減ります。

おすすめの撮影セット

■作品全体(正面)

■サイン/落款のアップ

■作品裏面(ラベル・書き込み・シール)

■角・傷・シミなど気になる部分

■額の全体と角(必要に応じて)

■付属品(箱書き、証明書、図録など)

コツ:反射を避けるため、斜めから1枚撮る/自然光で影を減らす、が有効です。


10. 税金・名義・相続の論点を“早めに”整理する

ここは誤解が多いポイントです。売却益が出る場合、状況によっては税務上の確認が必要になることがあります(すべての売却で必ず発生する、という意味ではありません)。

整理しておくと安心なこと

■誰の名義の財産として扱うか(相続・共有など)

■取得経緯(購入・贈与・相続)

■取得価格や資料の有無(分からなければその旨でOK)

■法人の場合:社内稟議・資産台帳・監査対応の有無

大事:税務判断は個別事情で変わります。不安がある場合は税理士等の専門家に確認する前提で、「事実関係」をメモしておくのが最も安全です。


まとめ|この10項目だけ押さえれば、後悔は大きく減ります

最後に、最短の動き方を整理します。

■まずは ①作者情報 → ②資料 → ③付属品 → ④状態 を確認

■次に ⑥搬出動線 と ⑦目的 を決める

■⑨写真 を揃えて相談(LINE査定など)

■必要なら ⑧比較、そして ⑩相続/法人/税務 の論点確認


無料査定に進む前の「超短縮チェック」(コピペ用)

■作者/購入経緯:____

■付属品:箱(有/無)証明書(有/無)図録(有/無)

■状態:気になる点(____)

■サイズ/技法:____

■写真:全体/サイン/裏面/傷

■希望:早さ or 価格 or 手間削減(優先:____)


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高く売れる絵と値段がつきにくい絵の違い

2026.1.25

絵画を売却しようとした際、

「思っていたより評価が低かった」

「なぜこの絵は値段がつかないのか」

と感じることは少なくありません。

実は、高く売れる絵と値段がつきにくい絵には、いくつか共通する傾向があります。

ここでは、初めての方でも理解しやすいように、査定現場で実際に重視されるポイントを整理します。


絵画の価格は「良し悪し」では決まらない

最初に大切な前提として、価格=作品の出来・美しさではないという点を理解しておく必要があります。

評価されるのは、

■市場での需要

■流通性

■再販のしやすさ

であり、個人的な好みや思い入れとは別軸で判断されます。


高く売れる絵に共通しやすい特徴


作家の評価が安定している

高く売れる絵の多くは、作家評価が一定以上確立されています。

■美術史的な位置づけが明確

■公立美術館・有名美術館での展示実績

■オークションや画廊での継続的な取引

一時的な流行ではなく、長期的に需要が見込める作家は評価が安定しやすい傾向があります。


市場で需要のあるジャンル・技法

同じ作家でも、ジャンルや技法によって評価が分かれることがあります。

例)

■油彩作品が主評価の作家

■日本画では絹本・共箱付き

■版画ではエディションが少なく、サイン入り

市場が求めている作風かどうかが重要です。


サイズと用途のバランスが良い

高評価につながりやすいのは、

■住宅や施設に飾りやすいサイズ

■保管・搬出が比較的容易な作品

極端に大きすぎる作品は、評価は高くても需要が限られ、価格が伸びにくい場合があります。


保存状態が良好

状態は価格に直結します。

■シミやカビが少ない

■絵具の剥落や破損がない

■額や裏面が安定している

特に、手を加えられていない自然な状態は評価されやすいポイントです。


来歴や資料が揃っている

高く売れる絵ほど、情報が整理されている傾向があります。

■購入先が分かる

■展覧会歴が確認できる

■証明書・図録が残っている

必須ではありませんが、信頼性の裏付けとしてプラス評価につながります。


値段がつきにくい絵に多い傾向


市場需要が限られている

作品としての価値があっても、

■需要が極端に少ない

■再販先が限られる

場合、価格は伸びにくくなります。


作家情報が特定できない

無名作家=価値がない、という意味ではありませんが、

■作家名が不明

■活動歴・評価が確認できない

場合、市場での評価が難しくなります。


保存状態に大きな問題がある

■カビの進行

■大きな破れや欠損

■不適切な修復跡

は、評価を下げる要因になります。


極端なサイズ・特殊仕様

■非常に大きい

■立体的で設置が難しい

■特殊な素材で劣化リスクが高い

こうした作品は、需要が限定されがちです。


「値段がつきにくい=売れない」ではない

重要なのは、値段がつきにくい=価値がない、ではないという点です。

■市場のタイミングを待つ

■売却方法を変える

■まとめて相談する

ことで、評価の見方が変わるケースもあります。


自分で判断しきれないときの考え方

見分けが難しい場合は、

■自己判断で処分しない

■修復や手入れを行わない

■写真を揃えて相談する

ことが、結果的に後悔を防ぎます。


違いを知ることが、納得できる売却につながる

高く売れる絵と値段がつきにくい絵の違いは、

■作家評価

■市場需要

■技法・サイズ

■保存状態

■情報の有無

といった複数の要素の組み合わせで決まります。

事前にこの考え方を知っておくだけで、査定結果への理解と納得感は大きく変わります。


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TBSテレビ「Nスタ」に当社CMを放映します

2024.9.26

2024年10月から、TBSテレビ「Nスタ」にて、当社のテレビCMを放映いたします。

Nスタ

毎週火曜日、16時台の放映予定となります。

TBSさんとは、TBS系列局で放映中の「ゴゴスマ」で、最近話題になった美術品贋作問題のニュースについて、弊社の見解をヒアリングして放送してくださったり、ご縁がございました。

今まで放映していたCMの内容も一新して、新しいCMを作成して放映いたします。

10月から年内いっぱい放映させていただきます。新しい美術品・お客様との出会いを楽しみにしております。

お手持ちの絵画の買取相場が知りたい方へ

2022.6.25

「手持ちの絵画を売りたいけれど、まずはどれくらいで売れるのか相場が知りたい」という方も多いのではないでしょうか。しかし絵画の相場情報をインターネットなどで調べてみても、車やブランド品などの買取品と違って、なかなか明確な情報が出てこないのではないでしょうか。

実は絵画は、一般の人が「買取相場」を知るのが非常に難しいジャンル。多くの買取サイトを見ても、買取価格や相場の情報が明記されていないことが多いのはそれが理由です。

┃絵画の買取相場はわかりづらい?

絵画の買取相場は、前述のとおり情報が見つかりにくい一方、ブランド品やジュエリー、車などは買取相場の情報が比較的簡単に見つけられます。それはなぜでしょうか?結論から言えば、「発売時期」「売り手」「定価」、この3つに違いがあるためです。

ブランド品やジュエリー、車などは、「発売時」に「売り手=メーカーやブランド」から「定価」が決められているため、その「定価」を軸に、経年やトレンドを鑑みたうえで大体の買取相場を出すことが可能です。

しかし絵画の場合は、「いつ」「誰によって」「どんな形で」「売りに出された(販売された)」ものであるか、ということが作品・作家によって異なり(あるいは不明なケースもあり)、買取相場の軸となるものが把握しづらいという特徴があります。

また、需要によって価値が大幅に変動するのも絵画の大きな特徴です。 その絵を欲しいという人がたくさんいるか、または、高い金額を支払ってでも購入したいという人がいるかで絵画の価格が決まるため、取引価格は「時価」のようなものになるというわけです。

ある人にとって100万円の価値の絵画でも、別のある人が500万円で入札すれば、その絵画は500万円に。例え高額で購入した絵画でも、査定に出した時に需要がなければ、査定額は低くなってしまいます。

過去の作品買取金額をホームページに掲載している業者さんもいらっしゃいますが、必ずしもその金額で買い取ってもらえるというわけではありません。

時期やトレンドなどによって、その金額が大きく変わる場合もあります。そのため買取実績の金額は、参考程度と考えておくと良いでしょう。いくらで売却が成立するかは、実際に査定をしてみないとわかりません。

┃絵画の価格を決定する基準とは?

 

絵画の買取相場が見えにくいのは、その絵画の需要によって、価格がつけられないものから、中には億を超える価格がつくものまで、買取金額に差が出てしまうためです。買取業者は以下の基準を考慮して、その絵画にどれくらいの価値があるのかを査定します。


①作家(作者)

絵画は誰の作品かによって買取価格が大幅に変わります。ピカソ、ゴッホ、シャガールなど、芸術に詳しい人でなくても名前や作品を知っているような有名画家の作品なら、作品の種類にもよりますが、数十万~数億円、もしくはそれ以上という高値での買取が期待できます。

それに対して無名の画家の作品は、一概には言えませんが、基本的には評価つかず(0円)~良くても数万円の買取価格となります。

有名画家の作品はコレクターも多く、セカンドマーケットと呼ばれるオークションなどで、高値で売却することができますが、無名画家の場合はそれが期待できないため、買取額も低くなります。

また、同じ作家の作品でも、描かれているモチーフや技法によって人気に開きがあり、10倍以上の価格差が出ることもよくあります。


②描かれた年代

絵画は、描かれた年代によっても価格に差がでます。 その作家の円熟期に描かれた作品は、代表的なモチーフのものが多く、その年代の作品は特に評価が高くつくことが多く見られます。 逆に有名作家でも、有名になる前の初期の作品や最晩年の作品などでは評価が劣る傾向があります。

希少性はあっても必ずしも価格と直結するわけではない、というのはこういう理由です。


③絵画のジャンル

絵画には、日本画、洋画、現代アート、具体絵画、インテリアアート、中国絵画など、様々なジャンルがあります。

掛け軸などの日本画は、生活様式の変化により年々需要が減っており、それが相場にも反映されています。 現在、海外のオークションなどでも活発に取引されているのは、現代アートや中国絵画などのジャンルで、日本だけでなく世界的に需要のあるものが今後も期待できる分野と言えるでしょう。


③市場に出回っている数

絵画には、原画と版画を含む複製画があります。 原画は、その作家の肉筆であり基本的には世界に1つしか存在しません。

そのため、ある程度評価のある作家は、多くの人に作品を楽しんでもらえるよう、リトグラフやシルクスクリーンといった版画作品を制作することも少なくありません。

どれほどの枚数が刷られるのかは、その版画の技法やその作家の考え方によっても違いますが、人気のあるモチーフであること、また制作枚数が少なければ少ないほど希少価値が高く、買取金額も高くなる傾向があります。

有名作家の非常に人気のある版画作品の場合、時にはその作家が描いたスケッチ原画や素描などよりも版画のほうが値段が高いこともよくあります。


④売却時期のトレンド

絵画の買取相場には、トレンドがあります。例えば、これまでほとんど値段がつかなかった作家が、あるときに海外のオークションで高値で落札されたりすると、それが波及して一気に相場が上がることもあります。

代表的な例として、現代アートの代表作家である草間彌生は、20年前から今の価格を比べると100倍以上になっている作品もあります。 今後の相場がどうなるかは読めないところではありますが、いつ売るかによっても評価額は全く異なってきますので、売り時を読むのは非常に難しいと言えます。


⑤世界の経済状況

絵画の相場と密接していると言っても過言ではないのが、世界経済の状況です。

アートは生活必需品とは異なるため、世界経済が不況になり付加価値が見込めなくなると、今まで当たり前のように売れていた有名作家の作品が売れなくなり、それが絵画相場全般に波及し、オークションなどでも値段が下がるということがよくあります。

具体的に言いますと2008年リーマンショックを機に、2007年からたった一年で、アートの世界売り上げが約3兆円も下がった計算になります。

2009年からは持ち直し、2018年度には約7兆5,000億円まで伸びていますが、2020年に始まった世界全体のコロナウィルス騒動で、中国をはじめ、米国、欧州など世界経済に大きなダメージを与えたことにより、アートマーケットは一時的に冷え込みが見られましたが、2022年までは強い回復力を示したものの、2023年は不安定な世界情勢や金利の上昇も相まって、マーケットは微減しました。


⑥その他

その他、絵画のサイズ、状態、著名作家の場合は鑑定証などの付属品の有無によっても、査定額に差が出ます。

また、日焼けやシミ、傷などの劣化があるとその分価格は下がってしまうため、保管方法には細心の注意を払って、良い状態を保つように心がけましょう。

特にご家族の持ち物など、ご自身で購入されていない場合は、押し入れや倉庫にしまいっぱなしというケースもよく見られますが、そのような場合、劣化は早く進んでしまうため、売却を考えているのであればなるべく早い段階で状態の確認をしたうえで査定依頼をするのがおすすめです。

【まずは一度査定依頼を】

このように、絵画の買取額は、様々な基準を考慮して決定されています。 そのため一般の方が、車やブランド品・宝飾品などと同じように、大体いくらくらいで買い取ってもらえるという相場を知ることが難しいというのが現状なのです。

絵画の相場を知るためには、実際に買取業者に査定を依頼するのが最も確実な方法といえるでしょう。 お手持ちの絵画がいくらくらいで売れるのか、気になる方は一度、美術品・絵画買取センターにお問い合わせください。


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絵画買取・美術品買取の見えづらい点、分かりづらい点について

2019.1.18

今回は、絵画の買取、美術品の買取についてのよくある疑問や不安に思われることについて少々触れたいとおもいます。

そもそも、今回の記事を書くきっかけとなったのは、私の知人から「今は色んなものを買取できる会社があって便利になったけど、絵とか美術品ってよく分からない世界だし不安だよね~」という些細な会話の中から、少しでもお役に立てる情報が提供できれば、と思った次第です。

ブランド、金、家電、本、着物など今や買取会社さんのCMを見ない日はないと言っても過言ではないほど、買取ビジネスも盛んです。
超高齢化社会になる日本も、不要なものを現金化する傾向は今後も増えていくと予測されます。
(フリマアプリ等の躍進により、リユース業界の市場規模はなんと2兆円以上!と言われています)

その中でも、特に絵画や美術品、骨董品は一般のお客様には分かりづらい・見えづらいところが多いのではないでしょうか。

 

なぜ、絵画や美術品が分かりづらいかというと…

1.ネットで調べても買取相場が分からない

2.有名な(高い)作家でも、作品や状態によって値段が全く違う

3.買取会社によって、買取査定額が違う

というのが主な理由でしょうか。

 

それぞれ紐解いてみたいと思います。


 

1.ネットで調べても買取相場が分からない

今は本当に便利な時代になりましたので、ネットで調べればたいていのことは分かりますが、絵画や美術品の相場についてはそもそもの定価が分かりづらいため、手持ちの作品についても相場がなかなか見えてこないところがあります。
ネットオークションでどれくらいの価格で落札されたか等は把握できますが、実際の相場とは違うことも多く、高く買いたい人がいれば極端に高い価格で落札されていることもあるので、本当の相場が見えづらいのが実情です。

2.有名な(高い)作家でも、作品によって値段が全く違う

絵画を例にしますと、有名な画家でも、描いているモチーフ、サイズ、技法(油彩・水彩・デッサン・版画等)、制作年代によって全く評価が変わります。
これは骨董品などの作家にも当てはまります。
古い時代のものになると、たとえ良い作品でも状態が悪ければそれだけで価値が下がり、中には修復が必要になるものもあるため、評価額は下がります。

3.買取会社によって、買取査定額が違う

絵画や美術品の買取を謳う会社も数多く存在します。
それぞれ得意分野、鑑定・査定できる範囲に違いがあるため、作品やお品物によっては買取査定額に大きく開きがあることは事実です。
買取会社が持つ販売先(出口)を多く持っているところが、比較的高く買い取りすることが可能と言えます。

 

では、どこを基準に査定をお願いすれば良いでしょうか?


 

★それぞれの分野で専門の鑑定士が在籍している会社

絵画・美術品・骨董品の知識は、一朝一夕で習得できるものではありません。
実際に品物を見て判断ができる経験豊富な鑑定士が在籍する会社にお願いしたほうが良いでしょう。
お客様のお宅でネットを見て相場を調べるところは論外と言えます。

★査定した金額で買い取る会社

ネット経由でメールやLINEなど、比較的簡単に査定ができるようになりましたが、最初に査定した値段から理由をつけて実際の買取額を下げるところも多く見られます。
下げる理由は一般のお客様には分からないような作品の状態など、非常に見えづらくしている部分もありますので、下がる場合には誰でも納得できるきちんとした説明をしてもらいましょう。
理由がない限り、最初に査定した金額と実際の買取額を変えない会社にお願いしたほうが良いでしょう。

★作品を大切に扱ってくれる会社

絵画や美術品は消耗品と違い、作品の持つ魅力や作家の思いに惚れて購入されていることが大半です。
単なる利益を生み出すもの、金儲けだけで商売している会社は作品の扱いも雑です。
美術品は文化を繋ぐものであり、次のお客様に楽しんでもらいたい、という思いで扱ってくれる会社に売却することをお勧めします。


 

上記の3点については、ネット検索などで査定依頼した際には簡単には分からないと思いますが、ホームページをよく見て、お客様のほうから分からないことや疑問に思うことは何でも率直にお聞きしてみてください。

その上で面倒くさそうに対応する会社や、回答をはぐらかすようなところには大切な作品を売却することはやめたほうが良いでしょう。

以上、まとめてみましたが、当社ではなるべくお客様の思いやご希望に添えるよう、努力しております。
査定やお値段についてだけではなく、お手持ちの美術品や相続など、疑問に思うことやお困りのことについて、いつでもお問い合わせくださいませ。

 

今年もお客様とのご縁と出会いを大切にして、日々丁寧に精進していきたいと思う平成最後の1月でした。

今年も誠にありがとうございました

2018.12.29

平成30年も年の瀬を迎え、めっきり寒くなってまいりました。
おかげさまで弊社も無事に1年間の営業が終了いたしました。
(査定は年中無休で受け付けております)

今年も年始から年末まで、本当に多くのお客様からお問い合わせをいただき、それぞれ一期一会の出会いに心より感謝しております。

美術品・絵画の査定、買取をメインに事業を行っておりますので、お客様のご事情やお取引の内容も様々です。

ただ、年々感じますのは、お客様自身がご高齢になり、絵画や美術品を整理したいというご要望が増えてきていることを特に実感いたします。
ご自身が好きで集めてきたけれど、お子さんやお孫さんの趣味と合わず、いらないと言われたので現金に換えられるうちに売却したい、という方が実に多いと体感しております。

高齢化社会がますます進み、これから先もこのようなケースが増えていくことが予測されますが、美術品や絵画の需要が下がっていくことには少し寂しさを感じます。
美術品全般の相場も、一部を除き明るい見通しとは言えないのが正直なところです。

ですが、中には驚くようなお値段で取引されているものがあるのも事実です。
現代アート、中国骨董、19世紀の絵画、浮世絵など…まだまだ日本にはそういったお品物が数多く眠っています。

2019年も、美術品・絵画・骨董品を通したお客様との出会いを大変楽しみにしております。
2020年も皆さまにとって良い一年になりますことを、心よりお祈り申し上げます。
本年も誠にありがとうございました。

 

美術品・絵画買取センター
代表取締役・社員・鑑定士一同

 


《年末年始の営業》につきましては、下記の通りとなります。

【2018年】
営業終了:12月27日(木)

【2019年】
営業開始:1月7日(月)

宅配買取・ご来店お持込みに関しましては、1/7より順次承ります。
査定のお問い合わせにつきましては、年末年始も変わらず受け付けておりますので、お気軽にご連絡くださいませ。

TBSテレビ『おびゴハン』にて当社CMを放映中です!

2018.5.23

4月から10月までの半年間、TBSテレビ「おびゴハン」にて当社のCMを放映しております!

毎週月曜~木曜、朝9:55~10:25放映の料理番組ですが、弊社のCM放映は毎週月曜日の10時前後になります。

30秒CMということで、放映開始からたくさんのお問い合わせをいただいております。

司会は、北斗晶さんです。

いつも最高の笑顔ですね(笑)

番組のコンセプトが「毎日の晩ごはんの献立で悩む世の奥様方を救います!」ということで、主にお問い合わせいただくのは、主婦の方、ご年配層の方が比較的多い印象です。

弊社もインターネット広告や折込チラシなど、様々な広告を使用させていただいておりますが、テレビCMをご覧のお客様からのお問い合わせは様々でお持ちの美術品・絵画も面白いものが多いです。

ものすごく古い時代の掛け軸や骨董品、バブル時代におそらく数千万円で購入された絵画など…
お電話でお伺いするだけでも非常に興味深いお品物が多く、日本にもまだまだすごい美術品を持っている方が多くいらっしゃると実感いたします。

10月まで放映しておりますので、晩御飯の献立にお困りの方も、そうでない方も是非一度ご覧になってみてください!
またCMの内容につきましても、ご意見やご提案がありましたら随時お待ちしております。

フジテレビ系列「ノンストップ!」にCMを放映しました

2017.11.29

当社《美術品・絵画買取センター》のCMをフジテレビ系列の情報番組「ノンストップ!」で放映いたしました。

地方では既に放映しておりますので、目にされた方もいらっしゃるかもしれません。
今回は30秒CMですので、比較的長めの内容となっております。

CM動画はこちらから【私たちにお任せください編】

出演していただいた案内役の女性は、タレント・モデルの末岡いずみさん。


最近では、ドラマ「黒革の手帖」にも出演され、エイブルのCMでは見事な腹筋を披露され、話題になっていました。

今後も全国でCMを流す機会もありますので、是非ご覧いただければと思います!

アートの価値とは?

2017.10.18

秋が来たと思ったら、一気に冬のような寒さがやってまいりました。
体調の変化にも気を付けたい季節になってきましたね。

さて今回は、買取に行った際によく耳にする「美術品(絵画)の価値ってなんなんでしょうね?」ということについて、少し触れてみたいと思います。

ちょうど面白い記事がYahooニュースに取り上げられていました。
「アートの価値はどう決まる?日本のアートビジネス新時代」
著名なギャラリストやオークション会社の元社長さん達がそれぞれの考えを述べており、非常に興味深い内容となっております。
その中でも元サザビーズジャパン社長の石塚氏が述べていることは今の美術界をよく表していると思います。

かつて美術愛好家がこぞって買った日本画、洋画の価格はバブル時のピークの5分の1、10分の1。これでは美術品を新たに買おうにも軍資金は出ないし、国内のマスコミではアートとお金の情報が不足しているので必要以上に安く売る羽目に。そのうえ、子どもや孫に「まったく無駄づかいして。もう美術品は買わないで」と言われる始末。不幸な悪循環です。

絵画や美術品にはそれぞれ相場があり、需要と供給によって成り立っています。
ほとんどの美術品の買取額は購入したお値段から下がってしまうことも多く、高いお金を出したのにこんなものですか…残念です…と言われることも正直な話よくあることです。
「美術品や絵画=高価なもの・有名な作家になればなるほど将来値段が上がるもの」、という少し間違った認識が広まりすぎているのではないかと感じます。
長い間飾って楽しみ、値段が上がればもちろん言うことはありませんが、大事なことは、その作品を見て心が動き、それを購入して飾ることの心の豊かさではないかと思います。

日々、色々なお客様とのご売却の場面に立ち会うわけですが、お客様から「この作品を買ったときはこんなことがあって、こんな思いで眺めていましたよ」と作品との思い出話を聞くと、私たちも次に大切にしていただける方にお繋ぎしていきたい、と強く思います。
これからもお客様の気持ちに少しでも寄り添い、ご満足いただけるように努めていきたいと思うのでした。